米国時間10月31日、テクノロジ企業大手数社が2つの陣営に分かれて争う特許侵害訴訟が新たに表面化した。一方はApple、Microsoft、BlackBerry、Ericsson、ソニーの陣営で、Rockstar Consortiumを構成していることで知られる。これに対するのは、Google、サムスン、Huawei Technologies(ファーウェイ)、HTCなどの陣営だ。
Reutersによると、Rockstar Consortiumは、Googleなどの企業がさまざまな特許を侵害しているとして提訴したという。特にGoogleは、インターネットの検索語を関連する広告と組み合わせる技術を使った特許7件の侵害で訴えられている。Rockstar Consortiumが提出した訴状は、Googleの特許侵害は意図的だとしている。
発端は2011年6月、Nortel Networkの6000件の特許ポートフォリオを買収しようと、これらの企業がつばぜり合いを演じたことだった。Googleは44億ドルもの金額を提示したが、結局オークションでRockstar Consortiumに敗れた。Rockstar ConsortiumはNortelの特許を45億ドルで獲得した。
Reutersによると、訴状には「Googleは本件の特許をオークションで獲得しようとして敗れたにもかかわらず特許を侵害し、侵害を継続している」とある。
Nortelによる特許および特許出願は、移動体通信、4G移動体通信、データネットワーキング、光学、音声、インターネット、半導体といった技術に関わるものだ。
Rockstar Consortiumによる複数の特許訴訟は31日、テキサス州東部地区連邦地方裁判所に提起された。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力