米国時間11月1日に発売になったAppleの「iPad Air」だが、同タブレットを自分で修理するのは簡単ではないだろう。
iFixitは10月31日、iPad Airの分解記事を公開し、同デバイスの内部パーツを調べて同端末の分解および修理のしやすさを判定した。iFixitは広範なテクノロジ製品を分解しており、iPad Airの修理しやすさを10段階評価で2と評価した。同社では、同タブレットを分解した場合にディスプレイのガラスに傷がつく恐れがあるとしている。
「これまでのiPad製品と同様、フロントパネルが端末の他の部分に接着されており、修理時にガラスを傷つける可能性が極めて高くなっている」とiFixitは報告書に記している。同社はまた、iPad Airの「バッテリの取り外し手順が(これまでのApple製タブレットの中で)最も難しい」と不満を述べている。
iFixitはこのところ、タブレットの分解でいくつかの困難に直面している。同社は10月にMicrosoftの「Surface Pro 2」を分解して10段階評価で1を付けており、最も修理が難しいタブレットと発表したばかりだ。
修理のしやすさに加えて、iFixitがiPad Airの内部パーツを調べたところ、分解した端末にはLG製ディスプレイが搭載されていることが判明した。さらに、iFixitによると、iPad Airに内蔵の「A7」プロセッサは「iPhone 5s」で使用されているものとは「若干異なって」いるという。また、SDRAMの供給元はエルピーダ、フラッシュストレージは東芝製、Wi-FiモジュールはUSI製となっており、タッチスクリーン用コントローラはBroadcomが受注している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」