FlexやOne、Zipと同様に、Forceは「iOS 7」が稼働する「iPhone 4S」以降の携帯電話とワイヤレス同期が行えるようになっている。つまりForceはBluetooth 4.0をサポートしており、活動データをバックグラウンドで(要するに別途指示する必要はない)携帯電話に送信してくれるのだ。なお、携帯電話に送られたデータはクラウド内のFitbitサーバにアップロードされる。さらにFitbitアプリには自動的に活動量計のアップデートを行う機能も搭載されている。
またFitbitは将来的に、「iPhone」からCaller IDデータを受け取り、画面に表示できる機能を搭載しようとしている。残念ながらこの機能は、筆者がForceをレビューした際には有効化されていなかったため、試してみることができなかった。さらにこの「スマートコール通知」という機能は、iOS機器でしか利用可能にする予定がないとされている点も残念だ。
Android機器を使用する場合には、もう1つ残念な点がある。FitbitアプリのAndroid版は、特定のサムスン製品しかワイヤレス同期機能をサポートしていないのである。ちなみに、サポート対象製品には「GALAXY S III」や「GALAXY S4」「GALAXY Note II」が含まれている。とは言うもののその他のAndroid製品でも「Google Play」ストアからFitbitアプリをダウンロードすれば、機能のほとんどが使用できる。しかし、Bluetoothを用いて携帯電話と活動量計との間の通信を行うことはできない。
ForceはFitbitの詳細な分析ツールと製品のエコシステムによって、ユーザーの健康とフィットネスライフをよりきちんと描き出すことに成功している。特に、モバイルアプリと専用ウェブサイトでは、食事とその摂取カロリーを記録できる「Food Plan」(食事の計画)セクションが用意されている。こういったデータはその後、Forceが収集したリアルタイムの測定データに基づいてグラフ化できるようにもなっている。
Fitbitのエコシステムを構成するもう1つのパーツは「Aria Wi-Fi Smart Scale」という体重計だ。これはユーザー個人の体重とBMI、体脂肪率を測定するようになっている。また、家庭内のネットワークに接続するようになっているため、測定した情報はユーザーのアカウント別に用意されたFitbitのオンラインデータベース上に蓄積されるようになっている。
Fitbitシステムにはゲーム性も組み込まれている。ユーザーは歩数や、上った階段の段数といった成果によってバッジをもらえる。また、他のFitbitユーザーと友だちになり、お互いに励ましたりからかったりでき、アクティビティの量を競い合うこともできる。
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