Fitbitの「Force」レビュー--OLED画面搭載、軽量でスタイリッシュなフィットネストラッカー - (page 4)

Brian Bennett (CNET News) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子2013年10月22日 07時45分

パフォーマンス

 筆者がForceを試用した感想は、今のところとてもポジティブなものだ。このデバイスは装着しているのを忘れてしまうぐらい軽く、従来からある腕時計型の他製品と比べても比較的小型であるため、1日中装着していても気にならない。

 Forceで気に入らないのは、バンドの留め具をはめる際に苦労するという点だ。Flexと同様、Forceはリストバンドに空けられた穴に2つの金属製の突起を押し込んで装着するようになっている。Flexの時にも同じような問題を感じたのだが、Forceでもその突起は下向きに強く押し込む必要があるのだ。

 また、バンドを固定できたと思っていたにもかかわらず、留め具が外れかかっていたり、外れてしまっていたという経験も何度かあった。しかし、しっかりと留め具がはまっている場合、Forceが手首から外れてしまうようなことはなかった。Fitbitは筆者の試用した製品が量産前のものであると説明しているため、実際に出荷されるモデルでは苦労せずに留められるようになっていると期待したい。

 筆者は毎日、ニューヨーク市の街中を歩いたり、地下鉄の階段を上り下りしたり、よちよち歩きの子どもを追いかけたりしているが、Forceはすべてを結構正確に把握している。また、ビールを飲んだり皿を洗うといった、手首をよく使うアクティビティが歩数としてカウントされるという奇妙な振る舞いもなかった。

 Forceほどの機能を持たない既存の活動量計のなかには、こうした点が配慮されていないものもある。具体的に言うと、Nikeの「Nike+ FuelBand」や、より新しいところではサムスンの「GALAXY Gear」スマートウォッチといった製品だ。Forceは、ショッピングカートやベビーカーを押している時のような手首が安定したアクティビティで、既存の歩数計ではおかしな計測を行う場合であってもしっかりと動作していた。

提供:Sarah Tew/CNET
提供:Sarah Tew/CNET

 Forceのバッテリ持続時間は十分使い物になるレベルだ。Fitbitによると、ForceのバッテリはFlexと同様に7~10日間持つという。これは筆者の使用感と一致している。この製品を完全に充電した後、丸々6日間使ってみたが、バッテリ状況を表すレベルは「medium」(中)となっていた。

 また、筆者のサムスンGALAXY S4を無線接続してみたが何の問題もなかったし、米CNETの編集者Scott Steinが「iPhone 5s」を接続してみた際にも問題は起こらなかった。いずれのケースでも自動的に同期が行われたうえ、Bluetooth経由でForceの新しいファームウェアがアップデートされた。

まとめ

 まとめると、129.95ドルのForceは筆者が使ってみた活動量計のなかで最も優れた製品である。長期間の使用に耐える軽く快適な装着感に加えて、ForceのディスプレイはFitbitの以前のクリップで留めるタイプの製品のように、アクティビティに関するデータも表示できる。また時刻の表示や、かかってきた電話を通知するという、近々実現される予定の機能もあるため、ForceはサムスンのGALAXY Gearのように豊富な機能に埋没することなく便利に使用できる、十分に「スマートウォッチ」らしい製品だと言えるだろう。

 WithingsのPulseやBASISのB1といったデバイスに存在し、Forceに欠けている唯一の機能は、心拍数モニタである。とは言うものの筆者であれば、大きくて不格好な競合製品よりも、Forceのエレガントかつスタイリッシュなデザインを選ぶだろう。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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