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デザインを一新した「iOS 7」--新しい機能やアプリをレビュー(後編)

Jason Parker (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2013年09月25日 07時45分
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 (編集部注:米CNETによる「iOS 7」のレビューを前編と後編の2回に分けて翻訳して公開します。前編は9月24日に公開されています

成熟度が増した「Siri」

 米国の英語版においては今回の刷新によって、Apple一押しのデジタル音声アシスタントにさらに個性が加わった。実は「彼女」はまったく新しい声を手に入れた。ユーザーとの対話に使う声として男性版を選択できるようになり、2種類の声を持つようになった。男性の声はもちろん女性版と同じ質問にすべて答えることができるが、いかにもロボットの声という感じは弱まっているように筆者には思える。これは人によって感じ方が違うだろう。

 ユーザーが話しかけると、新しい波形のアニメーションが画面下部に表示される。Siriの返答は小さなカードとしてではなく、画面全体に表示される。われわれは「iOS 7」で検索クエリに対するSiriの応答速度が若干向上していることに気がついたのだが、音声検索の応答時間という点では、「Google Search」が今でも速度記録を保持している。

 特に重要で実際に役立つ追加機能は、iOS 7ではSiriを使ってiPhoneのシステム設定に対する操作を実行できるようになったことだ。例えば過去のボイスメールを再生したり、Bluetoothを有効にしたり、輝度設定を引き上げたりできる。多くの音声アシスタントはこの機能を備えていないので、AppleがSiriの機能をこのように増強したのはうれしいことだ。SiriにWikipediaやTwitterを検索するように命じることもできるようになった。

「FaceTime」の音声通話機能

 iOSデバイスから普通の音声通話(ビデオ通話ではない)を発信したいときにFaceTimeを閉じていた日々は、終わりを迎えようとしている。Wi-Fi経由での高音質音声通話は、高額な長距離電話料金を発生させずに音声通話を利用したいと思っている人にとって、ビデオ通話を補完するものとなる。

 筆者がテスト中に気づいたことが1つある。FaceTime音声通話を利用しているときは通話を終了しなくてもビデオ通話に切り替えられるが、いったんFaceTimeビデオ通話に参加すると音声通話に戻すことはできない。これは大したことではないかもしれないが、柔軟性を高めるために、どちらの方向にも切り替えられるようにすべきではないだろうか。

自動アップデート

 多くのアプリをインストールしているユーザーにとっては特に、大幅に時間を節約できる追加機能がiOS 7の自動アプリアップデートだ。自動アップデートを有効にするだけで、「App Store」アイコン上の数字による通知に悩まされることから永遠に解放される。筆者は多くのアプリを所有しているので、この機能を本当にありがたく思っているが、残念な点もある。筆者はアップデート通知が絶えず表示されることを好まないが、アプリによってはアップデートを実行する前に新しい機能を確認したいと思うこともある。残念なことにこの機能に中間点は存在しない。つまり常に有効にするか、常に無効にするかのいずれかしか選べない。

マルチタスキング

 AppleはMicrosoftを冷笑しているかもしれないが、同社のマルチタスキングに対するアプローチを気に入っていることは間違いないようだ。iOS 7ではホームボタンを2回押すと、開いているアプリの小さなサムネイルアイコンだけでなく、今見ているアプリの縦長のプレビュー(小さなスクリーンショット風)も表示されるようになった。これは「Windows Phone」デバイスの挙動に似ている。またiOS 7は「Android」のアプリリストの最新レイアウトを借用しており、iOSでプレビューを上方向にスワイプするとそのアプリを完全に閉じられるようになった。これらのアイデアがどこから来たのかはともかく、フルページのプレビューを使ってマルチタスキングを実行するこの新しい方法は、確かに1つのアップグレードである。「ジグルモード」(アプリのアイコンを長押ししてぐらぐらと揺らすこと)に入らなくてもアプリをすぐに終了できるのは、これまでより快適な体験だ。

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マルチタスキング機能では、左右にスワイプして開いているアプリを確認できるほか、上方向にスワイプしてアプリを閉じることができる。
提供:Screenshot by Jason Parker/CNET

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