さて、一口に効果測定といっても、以下のようにさまざまな指標がある。また、広告主によっても求める指標の傾向は異なる。
業界では、PCやフィーチャーフォン、スマートフォンに対応し、アプリやウェブのプロ―モーションにおいて課題を解決する効果測定・広告配信のツールが求められている。多数の媒体と連携し、効果計測、LTV(Life Time Value:顧客生涯価値)計測、アプリ内計測などができるものだ。
また媒体ごとに複数のSDKを導入する必要はなく、ワンタグ・ワンSDKで複数の媒体に広告を配信できるようなツールである。クリエイティブ別に、期間とメディアを選択して分析でき、媒体の先であるアプリやサイト内でのユーザー行動を計測することで、継続率やアクション率の高いユーザーが多い媒体を明確にし、LTVの最大化を図る。
さらに、どの媒体、クリエイティブから獲得したユーザーがダウンロードやチュート突破、課金などをしているかを把握できる機能などもニーズが高い。D2Cでも現在、そのようなツールを開発中だ。こうした効果測定ツールは、いまやダイレクトレスポンス系の広告主だけでなく、各クライアントのニーズでもある。今後は、こうしたツールの機能をさらに高めていくことも課題の一つだと思っている。
(執筆:D2C レップ事業本部 メディア企画部 部長 澤宏明)
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