Microsoftを含む複数の大手テクノロジ企業が、Foursquareに対する戦略的投資を検討しているようだとBloombergが報じている。情報筋らがBloombergに伝えたところによると、Foursquareと社内変革が進行中のMicrosoftは、話し合いの最終段階にあるが、まだ契約は確定していないという。
場所に焦点を当てたソーシャルネットワークであるFoursquareは、収益面で期待される以上の成果を上げており、1社や2社の大手技術企業から多大な投資を集められるだけでなく、同社の4100万ドルの資金調達において投資企業らと株式に関する条件を交渉できる立場にあると同記事は報じている。
Foursquareはコメントを控えた。
Rosenblatt氏は以前のインタビューの中でBloombergに対し、「当社は、われわれのビジネスモデルを実証したと思う」と述べていた。「われわれのビジネスモデルは非常に明瞭であり、効果を発揮している。つまり、少なくともわれわれが考えていたことを実現している。われわれの期待をはるかに上回る効果を上げている」(Rosenblatt氏)
とはいえ、4年前に創設された同社はまだ、同社最大の広告活動の初期段階にある。Foursquareは2013年7月、提携場所にチェックインした一部のユーザーに対し、クーポンや特典という形式での広告表示を開始した。それ以来、「post check-in ad」(チェックイン後広告)と適切に命名されたこのユニットは、Foursquareの3500万人のユーザーのうちのさらに多くを対象に展開されている。
またFoursquareは米国時間8月29日、端末の場所を把握して積極的な提案を提供する同社アプリケーションの新バージョンを今後、「Android」のみを対象にリリースする可能性を示唆した。これらの機能はバックグラウンドで動作し、適時に適切な情報を提供する。同社最高経営責任者(CEO)を務めるDennis Crowley氏は米CNETに対し、ゆくゆくは広告をこのプロセスに組み込みたいと考えていると述べた。
「このようなソフトウェアによって、人々が特定の場所に行った場合や、特定の場所を初めて訪れた場合に割引を提供できることは間違いない」とCrowley氏は述べた。
Microsoft側は、Foursquareへの投資によって歴史を繰り返したいと考えているのかもしれない。Microsoftが2007年、Facebook株式の1.6%と引き換えに2億4000万ドルを投資したことは周知のとおりである。当時はリスクの高い賭けと見られたが、非常に高い成果を得た。しかし、Foursquareは主流としての普及には苦戦しており、確実に成果が得られるとは決していえない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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