LinkedInが、大学ページを開設した。どの大学に通うかを検討する学生や、キャリアについて考え始める学生を対象とする。また同社は、最低年齢条件を18歳から13歳に引き下げる。総合的に考えて、LinkedInの動きは、対象範囲を拡大し、利用頻度を増加させることを目的としている。
大学を対象とし、キャリア志向の若年層を取り込むことができれば、それらのユーザーは50〜60年という長期間にわたって、LinkedInを履歴書兼ネットワーキングツールとして利用する可能性がある。
LinkedInの新しい最低年齢条件は国によって異なる予定だ。例えば、米国、カナダ、ドイツ、スペイン、オーストラリアでは14歳で、中国では18歳である。
キャリアとキャンパスを結びつけることを目的とする大学ページ開設に伴い、LinkedInのサービス利用規約も新しくなった。大学ページは、卒業生を互いに結び付け、優れた卒業生を紹介し、職歴を示す。またLinkedInは、教育サービスも開始し、これを紹介するページを用意した。
LinkedInの大学ページは、米国時間9月12日から高校生を対象に利用可能とする予定。
LinkedInによる今回の動きは、Facebookが同社のネットワークを開放し、新しいユーザー層へと規模を拡大したことに似ている。Facebookは当初、大学のみに限定されていたが、その後、学生の母親も参加できる場所になった(学生はこれを残念に感じたことだろう)。
LinkedInの大学ページ開設と最低年齢条件引き下げは、Facebookと同等のトラフィックとユーザーの増加にはつながりそうにないが、教育とキャリアを結びつけることを可能にするだろう。またLinkedInは将来的に、若年ユーザー層から収益を生成する可能性がある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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