Facebookの最大の難題の1つと考えられているのは、同社が非常に活発なティーンエイジャー市場の関心を保持できていないことだ。「Snapchat」や「WhatsApp」といったメッセージングアプリが急速に成長している現状を考えると、その問題は特に深刻だ。
最高執行責任者(COO)のSheryl Sandberg氏は、Facebookが同市場で他社をリードしていると主張した。そして今回、最高経営責任者(CEO)のMark Zuckerberg氏はティーンエイジャー市場に関する同社への批評を完全に退けた。
Zuckerberg氏は米国時間7月24日、同社の第2四半期決算発表の電話会議で、「若者の中には年齢を偽る人もいるので、これを完璧に測定するのは難しい」と述べた。Facebookがティーンエイジャーのユーザーを大量に失っているとの報道は誇張であるだけでなく、実際には完全な誤りでもある、と同氏は話した。
同氏は、「当社のデータに照らして考えると、それは全く正しくない」と述べた。Instagramを除外しても、この1年半、ティーンエイジャーの活動は安定している、とZuckerberg氏は付け加えた。InstagramをFacebook利用の対象に加えたら、測定データはさらに改善されるだろう。
Zuckerberg氏は、代替サービスのせいでユーザーのFacebook滞在時間が短くなっているとの主張に反論した。「新サービスの増加はユーザーのFacebook滞在時間の減少を意味する、という単純な考えを抱くことも可能だ。平均すると、人々のFacebook滞在時間はこれまでより長くなっている」(同氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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