夏の一番暑い時期がやってきた。それに伴って、ある種の倦怠感がテクノロジ業界に押し寄せたようだ。しかし、7月が終わって8月が始まると、動きが活発になるだろう。
テクノロジ業界の大手Apple、Google、Microsoft、Amazonをはじめとする多くの企業は、買い物客が本気になる第4四半期の重要性を理解している。2012年秋の人気製品だった「Kindle Fire」や「Nexus」タブレット、「iPad」「iPhone」は古くなりつつあり、刷新の時期を迎えている。新学期前のセールで大安売りされる製品の多くが2012年モデルであることは偶然ではない。極めて重要なクリスマスシーズンに向けて陳列スペースを空けるためだ。
Googleの発表イベントを皮切りに、今週から次々と新製品発表が始まる。今から9月までの間に予想される発表内容は以下の通りだ。
5月の開発者イベントGoogle I/Oでは、ハードウェアに関する重大な発表はなかった。しかし、Googleが先ごろ発表した米国時間7月24日開催のイベント(「Android」と「Chrome」の責任者Sundar Pichai氏との朝食会と宣伝されている)では、かなり多くのことが発表されると予想されている。
予想される発表内容:「Android 4.3」とともに、次期「Nexus 7」タブレットが発表されることはほぼ確定だ。「Chrome OS」のアップグレード(あるいは新しい「Chromebook」)が発表される可能性もある。失敗に終わった「Nexus Q」の後継製品、あるいは腕時計やビデオゲーム機の発表もあるかもしれない。
発表時期:米国太平洋時間7月24日午前8時30分(確定)
「Moto X」は現在のテクノロジ業界における最大の公然の秘密かもしれないが、Googleが2011年にMotorolaを買収した後の体制下で初めて作られるスマートフォンであるMoto Xについて、いくつか残っている疑問は8月1日にすべて氷解するだろう。同日ニューヨーク市で、Moto Xの大規模な発表イベントが開催される予定だ。
予想される発表内容:Moto Xについては既に多くのことが分かっているが、同スマートフォンが正式に発表されれば、価格、発売時期および地域、サポートされる通信キャリアといったすべての詳細がついに明らかになる。
発表時期:8月1日(確定)
Amazonの最高経営責任者(CEO)であるJeff Bezos氏が「Kindle Fire」タブレット(とKindle E-Ink電子書籍リーダー)の現行ラインアップを発表したのは2012年9月6日のことだ。2013年のイベントはまだ発表されていないが、同社がラインアップの刷新を行うことなく秋商戦を迎える可能性は低いと見て間違いないだろう。
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