2012年にソニーが買収した、クラウド技術企業のGaikaiは2013年2月、購入前のゲームをゲームストリーミング技術を使ってお試しプレイできるようにする可能性を提示していた。当時、Gaikaiの最高経営責任者(CEO)であるDavid Perry氏は、PlayStationのクラウドサービスでPlayStation体験を提供する可能性をいくつも語っていた。
Gaikaiの技術はまた、PS4ユーザーのゲームを観戦したり、Shareボタン1つでゲームの進行状況を配信する機能にも使われる。家庭用ゲーム機がこの分野に進出するのは初めてのことだが、PCゲームではこれまでも同様の機能やサービスが提供されている(例:OnLive)。このストリーミング・共有技術は、FacebookやUstreamとも連動させることができる。
ただし、この機能は2013年中には提供されないようだ。ソニーはE3で、PlayStationのクラウドゲームサービスが提供を開始するのは2014年中であり、クラウドを通じてPS3のゲームをストリーミングすると発表している。このサービスは、米国から開始される。興味深いことに、GaikaiのサービスはPS4だけに限定されてはいない。PS3や、いずれはVitaもGaikaiのサービスを受けることができる。
ソニーはE3で新規タイトルと過去タイトルの続編を取り混ぜて、PS4用ゲームのデモを行った(予想されていたことだが)。主なタイトルは、「The Order」「Killzone: Shadow Fall」「infamous: Second Son」「The Dark Sorcerer」などだ。そのいくつかは、2月に開催されたソニーのイベントでも紹介されていた。これまで同様、これらのゲームで、PS3では不可能だったことを実現するために、PS4がどう役立っているかを見極めることは難しかったが、全体としてこれらのゲームの見た目がよくなっていることは確かだ。
ソニーはまた、サードパーティーの支援の充実や、インディー系開発会社がPS4でゲームを販売しやすいプロセスについても強調している。
タイトルは今後も追加される予定となっている。
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