PlayStation 4は、この7年間の進歩を反映して、大きく性能が向上している。
PS4のストレージには500Gバイトのハードディスクが採用されており、これはXbox Oneと同じだ。全体的な性能は、AMDの統合プロセッサを積んだ最新のPCに相当するように見える。PCと比べればそれほど驚くべきスペックではないが、既存のゲーム機と比べればはるかに優れたものだ。ただし、PlayStation 3発売当時にそう思われたほど、ハードウェア的に進んだものではない。
コンテンツにアクセスしている最中の遅延時間を減らしたことによる応答の速度が、PS4でうたわれている特徴の1つだ(極めて遅延が大きい「Wii U」とは違って、ということかもしれない)。PS4では高速なバックグラウンドダウンロードが可能であり、ソニーによれば、ダウンロード中にプレイを始めることもできる。
そして、DVDも再生できるBlu-rayドライブが搭載されている。他にも、PS4は2つのUSB 3.0ポートや、802.11 b/g/n Wi-Fiとイーサネット、Bluetooth 2.1、HDMI、アナログAV出力と光デジタルオーディオ出力を備えている。
では、PS4ではPS3のゲームは遊べるのだろうか?ソニーはこれまでのところ、PS4でのPlayStation 3のゲームを、PS1やPS2のゲームと同じ形で扱っており、今後決定される予定であるPlayStationのクラウドサービスのデジタルライブラリを通じて提供するとしている。これがストリーミングによって実現されるのか、それともデジタルダウンロードか、エミュレーションかはわからないが、これがバーチャルコンソールに対するソニーの回答のようだ。
新型のDUALSHOCK 4は、詳しいことがわかる数少ないPS4のパーツの1つだ。先行していたうわさのように、このコントローラはPlayStationのDUALSHOCKに、VitaとMoveの設計思想を少しずつ取り入れたもののように感じられる。DUALSHOCK 4には、タッチパッド、Shareボタン、標準的なヘッドホンをつなぐことができる標準のヘッドホン/マイク端子、PlayStation Moveの先端についていた光る部分に似た、ライトバーが付いている。クリック機構付きの2点検出式タッチパッドは、コントローラの真ん中に据えられており、Vitaの背面にあるタッチパッドと同様の見た目をしている。DUALSHOCK 4には、Bluetooth 2.1、6軸ジャイロ・加速度センサもある。
「PlayStation Camera」もデザインが変更された。以前のウェブカメラのような外見から、ステレオカメラを持つ「Kinect」に似た横長のバーになり、モーションコントロールにはライトバーを利用する。ただし、この周辺機器はオプションとなっており、手に入れるには60ドルかかる。
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