エンタープライズ分野で米国時間6月25日、大きなニュースがあった。時にはライバル関係にあったSalesforce.comとOracleが同日午前、両社のクラウドを統合する9年間の提携を発表したのだ。
今回の契約は、アプリケーション、プラットフォーム、インフラというクラウドコンピューティングの3層すべてを対象とする。
Salesforce.comは、「Oracle Linux」OS、「Exadata」エンジニアドシステム、「Oracle Database」およびJavaミドルウェアプラットフォームにおける自社サービスの標準化を計画している。
他方Oracleの計画は、Salesforce.comを自社の「Fusion HCM」と「Financial Cloud」に統合し、あわせてSalesforce.comのアプリケーションとプラットフォームを強化する中核技術を提供するというものだ。Salesforce.comもまた、社内全体でOracleのFusion HCMおよびFinancialsクラウドアプリケーションを実装する予定だ。
Salesforce.comの最高経営責任者(CEO)を務めるMarc Benioff氏は、「Larry(Ellison氏)と私は共に、Salesforce.comとOracleのクラウドを統合する必要があるということで同意している」と述べた。
一方、OracleのCEOを務めるEllison氏は、「Marc(Benioff氏)と私は、2社が協力してそれを実現させることが重要だと考えている」述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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