リコーは5月13日、音声や写真、テキストメモなどをリアルタイムにひとつにまとめてiPhoneに記録・管理できるアプリ「RICOH TAMAGO Biz Logger」を公開したと発表した。無料でApp Storeからダウンロードできる。
タイムライン形式でビジュアルに記録でき、音声をメインのタイムラインとして、その時に撮影した写真、取ったテキストメモなどを時系列に記録し、分かりやすく表示できる。
音声には、頭出し用のマーキングも付けられる。単なるボイスレコーダーとしても利用できるが、自分の書いたメモや、その場で撮影した写真を手がかりに、必要な部分だけを簡単に特定して音声で確認できるのが特長だ。
同社が別途提供しているペーパーレス会議アプリ「RICOH Smart Presenter」を使って開催された会議なら、会議資料も連動して情報の記録・管理が可能。会議資料のサムネイルが音声タイムライン上に表示され、タグとして後で聞き返すときにも便利だ。
GPSで位置情報も記録されるため、外出や出張先でのメモや、現場での作業記録にも使える。
記録したデータはiPhoneの標準アプリ「カレンダー」に登録でき、予め登録してあるスケジュールに記録データをひも付けることもできる。また、Biz Loggerを使っている人同士で、Bluetooth経由でデータを共有できる。
RICOH TAMAGO Biz Loggerは、スピード感を重視するため、まずは“ビジネスのたまご”として形をつくり商品化への道を探る同社の「TAMAGOタスクフォース」として生まれたアプリのひとつだ。
名称に“Biz”と名付けてはいるが、ビジネスシーンだけでなく教育市場や個人的な記録など、もっと幅広く活用できるのではないかと見る。
「普通ならもっと仕様を決めて作り込むが、どういう風に見られるかが知りたい。要望などについてフィードバックをもらえれば」(リコー グローバルマーケティング本部 Business Development Center クラウド開発室 TAMAGO-TF リーダーの國枝孝之氏)としており、ウェブサイトで意見を募集している。
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