ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン(GfK Japan)は5月9日、携帯電話専門店と家電量販店でのスマートフォンの販売動向を発表した。1~3月期のスマートフォン販売台数は前年比9%増と、引き続きプラス成長となった。
3月は新生活や新入学に伴い販売が多い月ということもあり、過去最高の販売台数を記録した。フィーチャーフォンからの移行に加え、スマートフォンからの買い替えが好調の背景にあるとみられる。
フィーチャーフォンを含めた携帯電話全体の買い替えサイクルが3.3年(2012年、内閣府調べ)なのに対し、スマートフォンからスマートフォンへの買い替えサイクルは1.7年(2012年、GfK Japan調べ)と短い。
スマートフォン市場が急拡大した2010年から2年が経ち、割賦支払いを終えたスマートフォン利用者が端末を順次買い替えていると分析している。端末機能の進化に伴い、今後もスマートフォンからスマートフォンへの旺盛な買い替え需要が販売台数を押し上げると予想している。
販売構成比をみると、携帯電話専門店の比率が2年間で65%から80%に拡大。携帯電話全体では構成比の約80%を占める専門店だが、スマートフォンの販売は、これまで家電量販店に先行されてきた。
ここ数年の専門店の拡大は、スマートフォンコーナーの増床、より広い店舗への移転といった取り組みによるものとみられる。専門店でのスマートフォン販売台数は1~3月で前年比14%増となり、スマートフォン全体のプラス成長を牽引している。
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