Microsoftは今後も、米Yahooに対し検索1回あたりの売り上げ(RPS)の不足分を保証する支払いを継続することになる。両社が検索分野で提携して以降の3年間、RPSの不足は続いている。
Reutersは米国時間5月7日、Yahooが3月31日に満了した保証を1年間延長することを明らかにしたと報じた。Yahooが米証券取引委員会(SEC)に申請した10-Q報告書(四半期報告書)によると、新しい保証は4月1日に発効した。
Search Engine LandはRPS保証を次のように解説している。
YahooとMicrosoftが2009年に検索分野での契約を締結した際、Microsoftは、発生する検索1回あたりの売り上げ(RPS)として一定額をYahooが獲得することを約束した。RPSがその額に届かない場合、Microsoftは差額を埋め合わせることに同意した。これがRPS保証と呼ばれるものだ。
Microsoftはその後、RPSの目標額を達成できず、2011年末には、RPS保証を2013年3月まで延長することに同意した。
Microsoftの「AdCenter」技術は、オンライン広告の購入と配信を行うシステムだが、YahooがMicrosoftと検索分野での契約を結ぶ際に期待していた売り上げをもたらすことができなかった。Microsoftは、その不足分を埋めるため、Yahooに四半期ごとに支払いを行っている。
2013年に入り、Yahooの最高経営責任者(CEO)を務めるMarissa Mayer氏が、同社とMicrosoftの検索の提携が期待されたほどの売り上げになっていないと述べた。これが一因となり、Yahooはいずれ新しい検索パートナーとしてGoogleを望むのではないかという憶測が流れた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」