Microsoftは2013年6月に、「Windows Blue」のプレビュー版を「Windows 8」の全ユーザー向けに提供する予定だ。
この予定は、Windowsエンジニアリングを統括するJulie Larson-Green氏が明らかにしたもので、同氏は米国時間5月7日、これらの発言をWired Business Conferenceで行った。
MicrosoftのBuild 2013カンファレンスが6月の最終週に予定されていることを考えると、妥当なタイミングといえる。Windows Blueは6月末に、Windows 8を使用するすべてのユーザーを対象にWindows Storeから提供される予定だと、Larson-Green氏は述べた。
これまでのリーク情報によると、MicrosoftはWindows Blueの2回目の社内マイルストーンビルド(「Milestone Preview」として知られている)と思われるものの完成に近い段階にあるという。これが完成した直後に、Windows Blueで唯一のパブリックプレビュー版が一般ユーザー向けにリリースされると予測されている。
Microsoft関係者らは今週に入り、Windows Blueを2013年のクリスマスシーズンまでにリリースする予定だと述べた。筆者のもとには引き続き、2013年8月ごろまでの製造工程向けリリース(RTM)に向けて順調に作業が進行しているという情報が寄せられている。
Larson-Green氏は、同社最高財務責任者(CFO)のTami Reller氏と同様に、MicrosoftはBlueアップデートに対する今後の変更について「信念を貫きつつ柔軟に」対応するつもりであることを強調した。Larson-Green氏もReller氏も、MicrosoftがWindows Blueに「Start」ボタンを復活させるとは明言していないが、ともにその可能性を排除しなかった。
Windows Blueでは、「Start」ボタンと起動後直接デスクトップを表示するオプションが復活するとうわさされている。
「Startボタンはあれば便利かもしれない」ことをLarson-Green氏はカンファレンスでの発言の中で認め、Startボタンがあればユーザーの「快適性」が向上すると述べた。同氏は、同社チームがStartボタンの復活について「有意義な議論」を重ねていると述べたが、それが昔のStartボタンの復活を意味しているとは解釈しないでほしいと述べた。
Startボタンは現在、基本的に隠されていると同氏は述べた。「常に画面上に表示したままにしたいと思うユーザーもいる」と同氏は述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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