最新のデータによると、いくつかの人気チャットアプリは既にSMSを追い抜いているという。
調査会社Informa Telecoms & Mediaが英国時間4月29日に発表した調査結果によると、2012年、最も人気の高い6つのアプリ(「WhatsApp」「BlackBerry Messenger」「Viber」「Nimbuz」、Appleの「iMessage」「KakaoTalk」)で1日に送受信されるメッセージの件数が平均で190億件近くに達したという。SMSメッセージも1日当たり約176億件送信されたと同社は推定している。
Informaのデータ(The Financial Timesから依頼されてInformaが調査を実施した)について先に報道したGigaOmによると、2014年にモバイルアプリ経由で1日に送信されるメッセージ件数は約500億件になるのに対し、テキストメッセージは210億件に留まる見通しだという。
テキストメッセージの減少によって通信キャリアのデータコストは縮小するが、売上高に関して言えば、それらのアプリ自体も必ずしも通信キャリアを助けるわけではない。調査会社のOvumが29日に発表した調査結果によると、ソーシャルメッセージングアプリは2013年、全世界でモバイル事業者に326億ドルの売り上げ減少をもたらす見通しで、その数字は2020年には860億ドル以上に拡大するという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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