7割が視聴時にもTwitter--テレビとソーシャルメディアの関係性を探る - (page 2)

 「自己の目標や夢に向かって努力していきたい(未来志向×個人志向)」「より良い社会や地域づくりに貢献していきたい(未来志向×社会志向)」「その日その日を自由に楽しく快適に暮らしたい(現在志向×個人志向)」「家族や身近な人達と穏やかに毎日を過ごしたい(現在志向×社会志向)」の4つのうちから、自分の生活価値観に最も近いものを聞いた。

 全体的に「現在志向×社会志向」が多く、とくにソーシャルテレビ人とテレビ人は社会志向寄りの傾向が出ている(ソーシャルテレビ人57.5%、テレビ人56.3%)。他と違う傾向を示したのはソーシャルメディア人で、「個人志向」が強く、特に「個人志向×現在志向」が最も高くなっている(38.7%)。

 情報に関する6つの因子(情報感度、情報吟味、情報共有、浮流拒否、欲求未充足、広浅欲求)を自己評価させると、ソーシャルメディア人がどの因子についても比較的高かった。ソーシャルテレビ人とテレビ人は、視聴人・利用人と無関心゛に比べて、情報共有因子が高い結果となった。

 Twitter、mixi、LINE、Facebookで「見ている番組の関連情報を見る」か、「見ている番組に関するつぶやきや書き込みをする」かをたずねると、ソーシャルテレビ人がTwitter、mixiという順番で利用が多いのに対し、ソーシャルメディア人はTwitter、LINEの順で利用が多く、ソーシャルテレビ人とソーシャルメディア人とではテレビ視聴時のソーシャルメディアの使い方に差があることがわかった。

 テレビCM視聴後から情報共有までの推移を5段階にして聞くと、「テレビCMをじっくり見ることがある(専念視聴)」が5タイプのうち最も高いのはソーシャルテレビ人(80.9%)だった。また、「テレビCMがきっかけで、商品の購入やサービスの利用を検討することがある(利用検討)」もソーシャルテレビ人が最も高かった(72.3%)。

 テレビ人もほぼ同等の71.4%。「気に入った商品やサービスをSNSで紹介したり、“欲しい”など書き込むことがある(注目発信)」では、ソーシャルメディア人が最も高く34.7%で、続いてソーシャルテレビ人の29.8%。「実際に利用した商品やサービスの評価をSNSへ書き込むことがある(評価共有)」についても、ソーシャルメディア人が28.0%、続いてソーシャルテレビ人が21.3%となっている。

 調査は2月25日~3月1日、全国の15~49歳の男女で、スマートフォンかフィーチャーフォンの利用者を対象に、モバイル端末からのネットアンケートで実施。回答サンプル数は1000人。携帯電話利用率と人口分布にもとづき、性別と年代を割り付けしている。

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