タブレットの勢いはとどまることを知らず、出荷台数は2015年までにデスクトップPC市場とノートPC市場の合計を上回ると予想される。
Gartnerは米国時間4月4日、タブレット、PC、モバイル機器の出荷台数に関する調査結果を公開し、その中でこのような見方を示した。すべての機器を合わせた世界出荷台数は2013年に24億台に達し、2017年までに30億台弱に増加すると見込まれている。
注目度は高いながらも価格を抑えたタブレットが複数発売され、機能も向上したことで、タブレットの普及は従来のデスクトップPC市場およびノートPC市場を切り崩しながら加速する一方となっている。Gartnerから米CNETに提供されたデータによると、タブレットの出荷台数は2015年までに3億3780万台に達し、デスクトップPCとノートPCを合わせた出荷台数2億9220万台を上回るという。
これらの数字は、従来型のコンピュータからモバイル機器への転換が広がっていることを浮き彫りにしている。出荷台数をOS別で見ると、Googleの「Android」はすでに、「Windows」も「iOS」と「Mac OS」の合計も抑えて首位に立っているが、今後4年間でさらにリードを広げると見られる。
Microsoftは、中核であるPC事業への攻勢を受けながらも引き続き成長すると予想されているが、成長ペースははるかに遅くなる。同社は「Surface」を主力に自らもタブレット事業に食い込もうとしているだけでなく、同社製OSの1バージョンである「Windows RT」によってさらに多くのWindows搭載タブレットを育てようとしている。だがどちらの取り組みも部分的な成功にとどまっており、特にWindows RT機器は苦戦している。
携帯電話事業は今後も他のカテゴリーを合わせた出荷台数を上回るとみられる。Gartnerは、2013年の携帯電話の出荷台数を18億台と予測している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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