Appleは米国時間11月5日、先週末にかけての「iPad」販売台数が300万台で、2012年3月にあった前回のiPad発売時に比べて2倍になったことを発表した。
今回の発売は、これまでと少し異なる要素があった。Appleは、単一の製品ではなく、新しく発表した「iPad mini」と第4世代iPadの両方を発売した。第4世代iPadにはより高速なプロセッサが搭載されるとともに、その他のマイナーアップグレードが加えられている。
米国東海岸は、ハリケーン「サンディ」によって家が倒壊し、多くの家庭が停電に見舞われ、交通機関へのアクセスが妨げられており、その影響により店舗での発売は出鼻をくじかれる事態となった。マンハッタン南部のいくつかのAppleストアは2日、被害の影響を引き続き受けて閉鎖していた。米国西海岸と米国外では、店舗前の行列はAppleのこれまでの製品発売日よりも短かった。
それでも需要は供給を上回り、ニューヨークの旗艦店ではiPad miniがすぐに売り切れになった。
Appleの最高経営責任者(CEO)を務めるTim Cook氏は声明で、「発売直後の週末として新たに記録を更新し、iPad miniは実質的に売り切れとなった」と述べた。「驚くべき需要に対応するべく、より迅速な製造に向けて努力している」(Cook氏)
Appleは、週末の販売台数におけるiPad miniと第4世代iPadの内訳を明らかにしなかったが、多くの人々が、iPad miniを購入するために行列に並んだと思われる。iPad miniは、より小型のタブレットに対する消費者の要求に応じるためのAppleの試みである。小型タブレット市場はこれまで、Amazon、サムスン、より最近ではGoogleとASUSによってほぼ独占されていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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