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「Google Glass」に見る新たな可能性--ビジネスやコンシューマーに何がもたらされるか

Scott Matteson (Special to TechRepublic) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子2013年03月12日 07時30分
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 「Google Glass」が間もなく登場しようとしている。この製品はコンシューマーの間でさまざまな話題を巻き起こしているが、ビジネスにはどういった変化をもたらすのだろうか?

ウェアラブルコンピュータ

 Google Glass(「Project Glass」とも呼ばれている)は、2014年にコンシューマー市場に投入される可能性がある、アイウェア型スマートフォンという近未来指向のコンセプトを具現化した製品である。

 ひと言で述べると、これは「Android」OSの稼働する眼鏡フレーム型のコンピュータであり、音声認識インターフェースとディスプレイを搭載することで、装着者はデータへのアクセスや、データの生成が行えるようになっている(Googleはユーザーの持っている眼鏡に取り付けるタイプの製品も開発中だ)。このデバイスはインターネット接続による情報の検索や送信のほか、道案内、写真やビデオの撮影、ユーザーを取り巻く世界にある種の電脳レイヤを追加して「拡張現実空間」を創出するといった用途に使用できる。また、表示は視界の右上に小さく現れるようになっているため、Google Glassが前方の視界を妨げたりはしない。


 Googleは、Google Glassの利点を示した素晴らしいビデオを公開している。そのビデオでは装着者が「ok glass,」と呼びかけることで、言語の翻訳を指示したり、氷彫刻を製作するための見本画像を表示させたりしている。筆者は10才になる息子(彼は新しいガジェットの評価を行ううえで打って付けのコンシューマー、すなわちデバイスの達人なのだ)とともにこのビデオを観た。彼はとてもエキサイティングだと感じていた。しかし、1500ドルもする製品であればどんなものでも、映画「ミッション:インポッシブル」シリーズ4作すべてを連続して鑑賞するよりもエキサイティングな気分に浸れて当然だ。

 こういった眼鏡フレームをかけるとダサく見えると感じたり、飛びつくのは根っからのテクノロジ愛好家くらいのものだと思うなど、さまざまな理由から気後れしてしまう人もいるだろう。筆者はそういった意見には必ずしも同意しない(もっとも、筆者は見た目よりも機能に心を奪われるタイプだ)。数十年前、人々は普通の眼鏡をかけることにさえ当惑を覚え、自らの評判や見た目が「台無しになる」のではないかと心配していたものだ。しかし、眼鏡は今や立派なファッションアイテムになっている。つまり、ファッショントレンドは進化するものなのだ。このため筆者は、新しいテクノロジについて見た目の懸念があったとしても、それは木を見て森を見ずという状態に陥っているのではないかと思うわけである。


要するに、ウェアラブルコンピュータのインターフェースは、このようなイメージになる。

間違っても、このようなイメージになるわけではない。

 とは言うものの、Google Glassを装着している人のエクスペリエンスを形容するうえでの最も分かりやすいたとえは、映画「ターミネーター」の悪役が使用していたビジュアルインターフェースになるだろう。さぁ、ここが「サラ・コナーか?」とか「また戻ってくる」というジョークを言うタイミングだ。

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