2013年末までに、一般の人たちも「Google Glass」メガネを1500ドル未満で購入できるようになるという。複数の情報筋が米CNETに対して認めた。
Googleは、2012年に「Project Glass」プロジェクトを発表した。同社は当初、消費者向けに2014年のリリースを目指していたが、サンフランシスコとニューヨークで開発者ハッカソンを開催したり、Google Glassの創造的な使用を検討している人々を対象に、同拡張現実メガネを1500ドルで購入するための事前予約手続きを可能にすると今週に入って発表したりするなど、この数カ月でその提供時期が早まったようだ。
また、Googleは、Google Glassを宣伝するサイトを新たに開設し、この新しいウェラブル技術が動作する様子を動画で紹介している。
Google Glassのリリースが早まったことは、同社が直営小売店を開設する計画であるという最近のうわさとも一致するようだ。おそらく、同社の直営小売店では、消費者にGoogle Glassといった製品をより身近に感じてもらえるとともに、自分の顔に斬新なメガネをかけるという発想を気持ちよく受け入れてもらえる可能性がある。
米CNETは、Google GlassがBluetooth経由で「Android」搭載スマートフォンと「iPhone」の両方に接続できるようになることも確認できた。Google GlassはWi-Fi経由でデータを受信するか、接続したスマートフォンから3Gまたは4G接続を使用することができるが、メガネ本体にはセルラー無線が搭載されないようだ。
The VergeのJoshua Topolsky記者は先ごろ、同社のニューヨーク本社でGoogle Glassを試用し、宣伝用動画で紹介されている内容が、実際のユーザーエクスペリエンスと「ほとんど同じ」であると報告している。同氏は自身のレビューにおいて、Google Glassの音声制御はまだ完璧ではなく、データ接続の遅さが同端末をすぐに使い物にならなくする可能性を指摘している。
Googleは手始めに、初期のユーザーに向けて、エクスペリエンスの洗練化に向けたアップデートを毎月公開する予定であると述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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