(編集部注:米CNETによる「Surface Pro」のレビューを前編と後編の2回に分けて翻訳して公開します。前編は2月19日に公開されています)
「Microsoft Office」は「Surface Pro」にはプレインストールされていないが、同様のCore i5搭載ラップトップとまったく同じように、フルバージョンのOfficeを動かすことができる。付属しているのは、必要最小限の基本的なソフトウェアだけだ。Surface ProにはSSDに保存されているデータを保護するための「BitLocker」が付属している。
Microsoft Surface Pro |
カテゴリ平均 [ウルトラポータブル] |
|
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ビデオ出力 | Mini DisplayPort | HDMIまたはDisplayPort |
オーディオ出力 | ステレオスピーカー・ヘッドホンジャック | ステレオスピーカー ヘッドホン・マイクジャック |
接続ポート | USB 3.0x1 MicroSDカードリーダー | USB 3.0x2 SDカードリーダー |
ネットワーク接続 | 802.11n Wi-Fi Bluetooth | 有線LAN(変換コネクタ使用) 802.11n Wi-Fi、Bluetooth |
光学ドライブ | なし | なし |
ここでは、Surface ProをタブレットではなくウルトラポータブルPCと比較した。これは、機能と価格を考えると、購入時の比較対象はウルトラポータブルPCだと思われるためだ。「iPad」と比較してSurface Proを選ぶ人が多くいるとは思わないが、Ultrabookや11インチの「Windows 8」 ウルトラポータブルPCと比較する人はいるはずだ。
この比較を見ると、Surface ProをメインPCとして使う場合の大きな難点の1つは、利用できるポートが限られていることだろう。使えるのは、USB 3.0のポート1つ、micro SDXCカードスロット、Mini DisplayPortだけだ。確かに、USB 3.0があるのは、「Atom」ベースのWindowsタブレット・ラップトップのハイブリッドPCで採用されているUSB 2.0よりはいいが、少なくともそれらのタイプのPCは(たとえば「HP Envy x2」)は2つのUSBポートに加え、通常のSDカードスロットを持っている。
もっとも煩わしい点は、有線LANポートがなく、USBポートにつなぐための変換コネクタさえ同梱されていないことかもしれない。これは、Wi-Fiを使った生活に慣れる必要があることを意味している。USBにつなぐ有線LANアダプタを接続することは、技術的には可能だが、私はこれが使いにくいことに気づいた。デバイスにはそれぞれ違いがある。
Surface Proには、有線LANポート付きのドックが必要だろう。小さくて、キーボードカバーをつなぐのと同じ磁石コネクタを使って接続できるものが望ましい。Surface Proが本当にプロ向けのものなら、いくつかのUSBポート、有線LANポート、SDカードスロット、HDMIポートを持つドックが用意されるというのは、筋の通ったことのはずだ。これが早く提供されることを期待したい。右下のMini DisplayPortは、Surfaceをキックスタンドモードで使っているときにもモニタに接続しやすい場所にあるが、私はもっとエレガントなものが欲しかった。
別のWindows 8タブレットであるAcerの「Iconia W700」には、追加USBポートを持つドックがあった。私はSurface Proのデザインの方が好きだが、ドックがないというのは受け入れにくい。
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