Microsoftは米国時間6月18日に「Surface」を発表し、テクノロジ業界に強い感情の波を引き起こした。多くのIT専門家が、Surfaceに好印象を受けた。また、多くの潜在ユーザーが興奮し、Microsoftのハードウェアパートナー企業の一部は・・・恐怖を感じたかもしれない。
私はいくつかのタブレットを持っており、これには「iPad」、7インチのAndroidタブレット(サムスンの「GALAXY Tab」)、10インチのAndroidタブレット(「GALAXY Tab 10.1」)が含まれる。私はタブレットの形状は好きだが、これまでのところ、興味が続くだけの魅力的な製品はなかった。出先にいるとき、私の目的の80%については、スマートフォンで事足りたし、しかもスマートフォンはタブレットよりもずっと携帯性に優れている。そして、スマートフォン以上のものが必要な場合には、実際にはタブレット以上のものが必要で、結局ラップトップを取り出すことになっている。
しかしSurfaceは、実際に使えるタブレットになりそうだ。私は、Surfaceを使えるときが来るのが待ち遠しくて仕方がない。以下ではその理由を説明しよう。
他のタブレットの場合あまり選択肢はなく、手に入るのは、どちらかというとPCのOSというよりは電話のためのOSだ。タブレットをモバイル利用するのに適した、タッチで使いやすい体験を提供しているという意味では、これはいいことだ。しかし、本当の仕事を片付ける必要がある場合にはいまひとつだ。なぜなら、モバイルアプリはデスクトップアプリケーションのように機能が充実しているわけではない場合が多いからだ。
Surfaceは選択の自由を与えてくれる。あまり高くない、おそらくパワーが不足しがちな「Windows RT」を搭載したARM版を選んでもよいし、すべての機能を備えた「Windows 8」を載せたIntel版を選ぶこともできる。
Intel版のSurfaceを選んだ場合、載っているのは単なる完全なWindows 8ではなく、「Windows 8 Professional Edition」だ。これは、デスクトップやラップトップと同じように、私のタブレットをWindowsドメインのメンバーにすることができるということを意味している。従って、ドメインのグループポリシーで管理することも、私の仕事用のネットワークの一部として完全に機能させることもできる。同じことを、iPadやAndroidタブレットにやらせることを考えてみればいい。
Intel版のSurfaceを選択した場合、もう1つの意味で選択の自由が得られる。これまで「Metro」と呼ばれていた、タッチ操作で使いやすいインターフェースを選ぶこともできるし、使い慣れたデスクトップのUIを使うこともできる。タッチインターフェースは外出中の操作には非常に適しており、例えば電子メールを読んだり、ウェブで情報を調べたり、Facebookの友達をチェックしたり、動画を見たりするのにはいい。しかし、仕事を片付けたいときには、私は今のところデスクトップの方がいいと思っている。
「Surface with Windows 8 Pro」であれば、そのときに応じて、どちらでも適した環境を使うことができ、新しいスタート画面と、従来のデスクトップを切り替えるのも簡単だ。もちろん、デスクトップを使う場合は、ラップトップの形状の方が使いやすい。これが、私がSurfaceを気に入っている次の2つの理由につながる。
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