これまでにも、Microsoftの従来のパートナー企業が出した、ラップトップとタブレットの両方の形で使えるハイブリッドなデザインは数多くあった。これには、Lenovoの「Yoga 11S」、HPの「EliteBook Revolve」、Lenovoの「ThinkPad Helix」が含まれ、実験的なゲーム中心のデバイスである「Razer Edge」のようなものもある。また、Intelの新しいプロセッサの発売が予定されていることを考えると、よりタブレット向きのCPUを使えば、Surface Proはもっといいものになったはずだと思わざるを得ない。
Surface Proはこれらのデバイスや他のデバイスと競合する。しかし、Type Coverの出来のよさや、Surface Proの画面のよさ、それにそのコンパクトなサイズなどを考えると、Surface Proはこれらのデバイスの頂点に位置してもおかしくない。Surfaceが発表された瞬間から、目玉の機能はType Coverだった。Surfaceの成功も失敗も、このカバーが快適で生産的に使えるかどうかにかかっていると言えるだろう。私自身は、うまくいっていると思う。Type CoverはSurface自体から電源を取っているため充電は要らず、カバーだけを持ってもSurface全体を持ち上げられるほどしっかりと接続できる。
またMicrosoftとSurfaceは、タブレットに特別なキーボードカバーを付けたデバイスが、通常のラップトップやデスクトップPCの代わりにまでなるという、もっとも困難な点を証明した。ドックがないことや、Type Coverを別売りとせず、同梱してもっと安い価格を設定すること、バッテリ持続時間の改善などの問題はあるが(それから、もう少し薄くなれば申し分ない)、これらは後継機種では改善されるかもしれない。現時点では、Surface Proはうまくいっている。Surface Proは、価格面では世界で最も優れたWindows 8 PCだとは言えない。1000ドル払うのなら、私はiPad Miniと安いWindows 8のラップトップを買うかもしれない。しかし、私は多くの人が最終的にSurface Proのファンになるのではないかと思う。
上記テスト端末のシステム構成:
Microsoft Surface Pro
Windows 8 Pro(64ビット)、1.7GHz Intel Core i5、4Gバイト DDR3 SDRAM 1600MHz、Intel HD 4000 32Mバイト(共有)、28Gバイト Micron SSD
Acer Iconia W510P-1406
Windows 8 Pro(32ビット)、1.8GHz Intel Atom Z2760、2Gバイト DDR3 SDRAM 1066MHz、Intel GMA 747MB(合計)、64GB SEM64G SSD
Dell Latitude 10
Windows 8(32ビット)、1.8GHz Intel Atom Z2760、2Gバイト DDR2 SDRAM 800MHz、Intel GMA 747MB(合計)、64GB SSD
Acer Aspire S7-391-9886
Windows 8(64ビット)、1.9GHz Intel Core i7-3517U、4Gバイト DDR3 SDRAM 1333MHz、Intel HD 4000 128MB(共有)、256Gバイト Intel SSD
Lenovo IdeaPad Yoga 13
Windows 8(64ビット)、1.7GHz Intel Core i5 3317U、4Gバイト DDR3 SDRAM 1600MHz、Intel HD 4000 32MB(専用)、128Gバイト サムスン SSD
HP Envy x2
Windows 8(32ビット)、1.8GHz Intel Atom Z2760、2Gバイト DDR2 SDRAM 1066MHz、Intel GMA 747MB(合計)、64GB SSD
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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