Oracleは、Googleとの特許侵害訴訟に敗訴したにもかかわらず、本件に関する先の判決に対して争う姿勢をまだみせている。
Oracleは今週になって、Googleによる「Android」での「Java」の使用は「明らかに不当」なものであったとして、米連邦巡回控訴裁判所に審判請求趣意書を提出した。同書類の写しを入手したReutersが報じた。Oracleは、著作権はあらゆる種類の著作物を保護するものであり、「短い詩や中国語のメニュー」でさえ保護の対象となるのに、同社がJavaで作成したものは「より独自性が高く、創造的で労力を要する」にもかかわらず考慮されていないと主張している。
Oracleは2010年、Androidにある37件のJava APIで同社が保有する著作権を侵害しているとして、Googleを訴えた。Oracleは、GoogleがSun Microsystemsからのライセンスを取得することなしに、意図的に当該APIを使用したと主張している。なお、Sun Microsystemsは2010年にOracleによって買収されている。
本件は2012年5月、陪審団によって、GoogleはJava言語の全体的な構造、手順、組織で著作権を侵害しているとしてOracleに有利な評決が下された。その直後、この裁判を担当するWilliam Alsup判事は、APIが著作権による保護の対象にはならないとの判断を下し、Oracleの訴えを退けた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。
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