Googleは米国時間1月30日、Microsoftユーザーから「Google Sync」へのアクセスを打ち切る期限を延長すると発表した。Google SyncはMicrosoftの「Exchange ActiveSync」プロトコルを使用する同期機能だ。
Googleは2012年12月中旬、同社の無料ユーザー向けに電子メールや連絡先、カレンダーを同期するExchange ActiveSync(EAS)のサポートを2013年1月30日で終了する予定だと発表していた。しかし同社は1月30日、The Vergeが最初に報じたように、「Windows Phone」向けのGoogle Syncのサポートを7月31日まで継続することを決定した。
Microsoftは1月30日、Windows Phoneブログの投稿でこの報道について認めた。
「Googleが30日に、新しいWindows PhoneでのGoogle Syncを通じた接続の対応を2013年7月31日まで延長すると発表したことを歓迎する」(同ブログ)
「同時にWindows Phoneチームは、Googleがカレンダーと連絡先の同期に使用している新しいプロトコルの『CalDAV』と『CardDAV』へのサポートをわれわれのソフトウェアに組み込んでいる。これらの新しいプロトコルは、電子メール用IMAPプロトコルの既存のサポートと連携し、Windows Phoneユーザーが7月31日以降も引き続きGoogleのサービスに接続できるようにする」(同ブログ)
Googleも1月30日、次の通り声明を発表した。
「・・・(中略)当初の計画では、Google Syncを使用して接続する新しいデバイスのサポートを2013年1月30日で終了する予定だった。CardDAVの開始により、「Gmail」や「Google Calendar」、「Contacts」のためにオープンプロトコル(IMAP、CalDAV、CardDAVなど)を使用してシームレスな同期体験を構築することが可能になった」
Microsoftは現時点では、CardDAVとCalDAVに対応するためのアップデートをWindows Phoneユーザーの端末に組み込む方法の詳細を明らかにしていないが、7月31日までにWindows Phoneのアップデートが実施されるものとみられる。Microsoftの投稿の下部にあるタグによると、このアップデートは「Windows Phone 7.5」ユーザーとWindows Phone 8ユーザーを対象としているようだ。
1月30日のブログ投稿によると、30日以降に「Mail」「Calendar」「People」を通じてGoogleアカウントへのアクセスを試みるユーザーには、WindowsチームはCardDAVやCalDAVのサポートを提供しないようだ。これらのユーザーがGoogleアカウントを「Windows 8」や「Windows RT」と同期する方法については、Microsoftのガイダンスに記されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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