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カカオトークの戦略--朴代表へのインタビューで見えた差別化への考え方 - (page 3)

許 直人(ループス・コミュニケーションズ)2013年01月23日 14時49分
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マスプロモーションの成果

 前述した通り、日本国内ではLINEを追いかけるカカオトークだが、2012年12月からは土屋アンナや劇団ひとりを起用したテレビCMもはじまり、首都圏ではOOH(交通や屋外広告といった家庭以外の場所で露出するメディア広告の総称)も含めた大規模なマスプロモーションが展開されている。

 「韓国ではノンプロモーションで普及したが、LINEがシェアを握る日本では簡単でないと考えている。どのような点で差別化するかについては議論を重ねた」

 テキストメッセージ+無料通話という基本機能は変わらないものの、細かい仕様ではLINEと異なる部分も多い。特に、プロモーションでは「5人同時通話」という点が打ち出された。

 これは、先に述べた通り「友達みんなを巻き込む」ための訴求だったと考えられる。メッセージングサービスは友達が使っていないと意味がないサービスであるため、これを友人に先駆けて一人で導入したいと考えるユーザーはいない。特にアーリーアダプターではなく、マジョリティをターゲットにしているサービスであればなおさらだ。

1月23日から始まった「ジャンボカカオくじ」第2弾 1月23日から始まった「ジャンボカカオくじ」第2弾

 これらの問題をクリアするために考えられたプロモーション施策が「5人同時通話」と「ジャンボカカオくじ」だろう。狙いはシンプルで、前者は「5人同時通話やりたいね、みんなでインストールしようよ」という行動喚起を期待したメッセージ。

 一方で、「ジャンボカカオくじ」は友人7人に毎日くじを送ることができ、受け取った相手と自分が両方ともプレゼントをもらえる。そして、友達を新たにカカオトークに招待すると、その当選確率が7倍になるという策ももうけている。これにより、アクティブ率向上と、1人で登録した友達のいないユーザーからの紹介につなげる効果を期待した施策だと考えられる。

 期待される「認知獲得→インストール→くじ招待」という流れはどこまで会員数増加に貢献するのか。今後のユーザー数の伸びに注目したい。

カカオトークの特徴

 LINEと比較したカカオトークの機能の特徴は以下のようなものだ。

  1. 5人同時での無料グループ通話
  2. トークPlus
  3. 動く・しゃべるスタンプが全て無料
  4. カカオゲーム
  5. 着せ替えテーマ

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