Retinaディスプレイを持つ15インチの「MacBook Pro」に続く、小型の13インチモデルの導入は、ラップトップの達成すべき水準を上げた。このApple以外は提供していない特別なディスプレイは、MacBook Proを最上位のマシンにしている。
これらのMacBook Proの問題は、一言で言い表すことができる。それは価格だ。MacBook Proシリーズは恐ろしく高額で、購入に踏み切る判断をするのは難しい。私は、最上位の製品は価格も高くて当然だと思っているが、現在のマーケットの状況では、ラップトップ1台に2000ドルから3000ドルという価格を正当化するのは難しい。私は新しいラップトップを欲しいと思っているのだが、それだけのお金を払う気にはなれないし、それは私だけではないはずだ。
願わくば、2013年のAppleには、Retinaディスプレイを備えたMacBook全般の価格を下げる方法を見つけてほしい。この価格はあまりにも高く、よくある「同じ価格でよいハードウェアにアップグレードする」という論法は使えない。多くの人が手にできるようになるためには、MacBook Proシリーズの価格はかなり値下げされる必要がある。
一方、「MacBook Air」はAppleの入門モデルになっており、市場でも競争力を持っている。もし13インチのMacBook AirにRetinaディスプレイが採用され、Appleがサイズや排熱の問題を解決できれば、素晴らしいものになるだろう。特に価格を良心的な水準に抑えるとすれば、これは難しい問題になるはずだ。もしAppleがこれを実現してくれれば、私はすぐにアップグレードするだろうし、何百万人という人が私に続くはずだ。
次のバージョンの「iOS」(「iOS 7」という名前になる可能性が高い)には、iOSの最近のバージョンよりも多くの新機能が追加される必要がある。漸進的なアップグレードで十分なことも多いのだが、「Android」相手に競争を優位に進めるためには、そろそろ新機能があった方がいいだろう。
私がiOS 7で、特にiPad用に欲しい機能の1つは、横向きに持って2つのアプリを横に並べて同時に表示し、実行する機能だ。もし任意の2つのアプリでこれが実現できれば便利だろうが、もし難しければ、Apple製のアプリだけでもできるべきだ。
これはまったく新しいものではなく、サムスンはAndroidでこれを実現しているし、Microsoftも「Windows 8」にこの機能を組み込んでいる。どちらのプラットフォームでもこの機能は非常に便利であり、iOSでも便利でないはずはない。
並列表示では、少なくともそれぞれのアプリが画面の半分を使えるべきであり、アプリケーションに合わせてユーザーがサイズを変えられればさらにいい。ディスプレイの片側に「Safari」ブラウザを表示させながら、調べ物をしているページをもう片側に表示しているところを想像してみてほしい。
Appleが本社があるクパチーノの秘密の部屋で、何か新しいものを準備していることは間違いないが、私はそれが上手くいくことを願っている。それらの新機軸は、Appleの製品を私にとって、今よりももっと便利なものにしてくれるだろうし、Appleの製品を前進させてくれるはずだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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