新「iMac」レビュー--薄く優れたデザインと高パフォーマンスを実現 - (page 2)

Rich Brown (CNET News) 翻訳校正: 石橋啓一郎2012年12月13日 07時45分

 私はこのレビューで、これを非難しようと考えていたのだが、その考えは長く続かなかった。この膨らみ、いや、この新しいデザインは、単純に美しい。まず、背面は傾斜しているため、正面から60度から75度斜めに立って見ない限り、iMacは本体の端の5mmの薄さに見える。背面の丸い部分に気付いたとしても、そのカーブは優雅なものだ。

 私は、Appleの「薄いiMac」という宣伝文句は、やはり不誠実な表現だと考えている。しかしだからと言って、これが美しくデザインされたコンピュータであるという事実は変わらない。

 Appleは新型iMacの外観に新しい命を吹き込むと同時に、映り込みが激しいことで悪名高かった画面の反射を抑えるような処理を施した。Appleは、ディスプレイのガラスを筐体にはめ込む新たな手順と、新しい反射防止コーティング手法を使うことで、この改良を実現したと述べている。iMacを他の大型スクリーンモニタとならべてみれば、その恩恵は明白だ。

 Dellの「XPS One 27」、Apple自身の「Thunderbolt」ディスプレイの2つと比較してみると、新型iMacの画面はかなり反射が少ない。完璧ではないが、どんな反射もより目立たなくなっている。画像の編集作業をする人や、iMacを細かい作業に使う必要がある人は、このAppleの新しいアプローチを歓迎するはずだ(米CNETのカメラエディターであるLori Grunin氏も、「私ならこのディスプレイを使う」と言っていた)。

提供:Sarah Tew/CNET
提供:Sarah Tew/CNET

 最後にもう1つ、デザインについて注意すべき点は、新型iMacではメモリ交換ポートの開け方が変わったということだ。デザインが薄くなったため、メモリスロットにアクセスするふたは、本体の背面に持ってこざるを得なかった。このポートを開けるには、電源ケーブルを外し、電源ケーブルを差し込むソケットの上にあるボタンを押し込み、それからプラスチックのカバーを取り外す必要がある。

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