Appleが一部の新型「iMac」を米国で組み立てているのだろうか。米国時間11月29日に発売されたiMacを分解してみると、米国で組み立てられたことを示す印字があった。
iFixitが行った分解によって、iMacの背面に「Designed by Apple in California, Assembled in USA(アップルがカリフォルニア州で設計、米国で組み立て)」という印字があることが分かった。
これは新製品を米国で組み立てるというAppleの新しい方針の表れなのか、それともAppleの不正確なラベルなのか。現時点では不明だ。
整備済製品や一部のカスタムオーダーのApple製品は米国で作業が行われるが、それは規格品を工場で組み立てることとは異なる。
製品のアルミニウムに「assembled in USA(米国で組み立て)」とエッチングすることは、これが整備済製やカスタムオーダー製品以上のものであることを示している可能性があると9to5Macは考える。
実際に、自社のほぼすべての人気製品をアジアで製造するというAppleの方針が変更されたことを示唆している可能性がある。
Appleには、カリフォルニア州での組み立て作業を含め、米国で製品を組み立ててきた長い歴史がある。しかし、Appleが何年も前にほぼすべてのコンピュータ製品の組み立ておよび製造をアジアにオフショアリングしたことで、その戦略は終了した。
そして、このことは「assembled in USA」が正確に何を意味するのか、という疑問も提起する。例えば、Lenovoは10月に行われた米CNETとのインタビューの中で、同社のノースカロライナ州での新しい組み立て作業について次のように説明した。
言うなれば、長いコンベヤベルトと具体的な組み立て作業を担当する作業員から作業員へと移動するキットだ。コンピュータの基本的な筐体から始まって、さまざまなコンポーネントを差し込む作業がラインの終わりまで続く。その後、検査部署と箱詰め部署がある。それは、中国で行われる組み立て作業と異なるものではない。ただし、中国の一部の工場は、サブシステムの組み立てに関してもう少し多くの作業を行うかもしれない。それは、北米をサポートするメキシコのモンテレイにある弊社工場でわれわれが採用しているのと同じモデルだ。欧州で採用しているのとも同じモデルだ。
Lenovoによると、米国法の下での「正しい表記」は「assembled in the U.S. with some foreign content(米国で組み立て。外国製部品を含む)」だという。
米CNETはAppleにコメントを求めているが、回答を得られていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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