Appleが買収によって人材の獲得を狙っていたとされる写真共有サイトのColor Labsが、閉鎖することになった。
カリフォルニア州パロアルトに拠点を置くこの新興企業は米国時間11月19日夜、同社のウェブサイトに掲載したバナー通知でこの新たな展開を発表した。
バナーには次のように書かれている。「ご注意:皆さんがリアルタイム動画を通じてストーリーの共有を楽しんでくれたならうれしく思う。残念ながら、このアプリは2012年12月31日以降、利用できなくなる」
Color Labsをめぐる話は、今もなお少しばかり謎に包まれている。苦境に陥っていたこのアプリ開発企業が閉鎖することを伝えた最初の報道の後、Appleが百万ドル単位で「2桁台後半」と表現された金額で同社を買収すると報じられた。しかし、ある情報筋が11月19日にTechCrunchに述べたところによると、この金額は700万ドルだったという。
AppleはColor Labsが保有する特許の一部に関心があるはず、という話も示唆されていた。だがAppleは、それよりもColor Labsの従業員に関心があったのかもしれない。報道によるとAppleは、約20名のエンジニアを引き抜いてAppleのクラウド関連プロジェクトに従事させており、残ったColor Labsは「活動を徐々に停止」するとされていた。
Color Labsは、こうした買収報道に対して公式な見解を出していないが、同社のエンジニアは2012年10月、Twitterの個人アカウントでプロフィール情報を変更し、現在Appleで働いていると記していた。ただしこの情報はすぐに、同エンジニアのアカウントとともに削除された。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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