MySpaceには敬意を表さなければならない。もう死んでしまったと思われるたびに、新しいエンジンと外観の刷新を伴って復活してきたからだ。
打ちのめされてぼろぼろになった同ソーシャルネットワークは、数カ月にわたる作業と、Justin Timberlakeの参加で話題になった所有者の交代を経たのちに、翼を広げ、自らの存在を世界に誇示する準備を整えた。
その結果、本当に素晴らしいウェブサイトが生まれた。そのサイトはPandoraやSpotify、VEVOが既に克服した問題を解決しようとしている。
筆者は米国時間11月15日に開催されたMySpaceのプレスイベントに招待もなく押しかけた(周辺地域にいたのだ。Ketchum PRには申し訳なく思う)。幸運なことにMySpaceチームは筆者を追い出すことはせず、新サイトを30分間見せてくれた。彼らは実に、生まれたばかりの子どもを誇らしげに見せびらかす母親のようだった。
彼らが誇らしく思うのも無理はない。新しいMySpaceは本当に素晴らしい。鮮やかな画像とすっきりしたインターフェース、非常に気の利いたデザインによって刷新されている。プロフィールページは、画面全体に表示されるカバー写真で満たされている。友達のアクティビティを閲覧する操作は、Pinterestで収集したものをスクロールして見る操作に似ている。またユーザーを追って、訪問するあらゆるページに表示される音楽プレーヤーは、操作が簡単だ。
MySpaceは音楽に特化したサイトを作ることを優先して、古くからあった機能の多くを削除した。以前から存在するライセンシング契約のおかげで、MySpaceではSpotifyに匹敵する音楽ライブラリにアクセスできる。そのため、ユーザーは無数のプレイリストを作成でき、もちろんそれらを友達と共有することもできる。
言うまでもなく、新しいMySpaceの特徴はそれだけではない。新生MySpaceは本質的に、SpotifyやPandora、VEVOといった競合サービスを1つにまとめたものだ。ユーザーは音楽ビデオの視聴や、オンラインストリーミングプレイリストの作成、カスタマイズされたラジオ局の開設などができる。MySpaceチームは基本的に、ユーザーがオンライン音楽サイトでやりたいと思うあらゆることを考え出そうとして、それらを製品に組み込んだ。
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