Appleは法廷闘争でGoogleを直接攻撃する準備を整えたようだ。
Googleをこの騒動に巻き込む可能性がある動きとして、Appleは、カリフォルニア州でサムスン電子を相手取って提出した既存の訴状に、サムスンの「Galaxy Note 10.1」とGoogleの「Android 4.1」(開発コード名「Jelly Bean」)を追加することを試みた。
Bloombergの報道によると、Appleは米国時間11月6日にサンノゼのPaul S. Grewal下級判事に申し立てを行った。
これに先立ちサムスンは、Appleがサムスンの特許を侵害したとする反訴の対象に「iPhone 5」を追加していた。
これらの主張が示しているのは、Appleとサムスンの広範にわたる複雑な法廷闘争が、8月にサムスンが10億5000万ドルの損害賠償を陪審評決されるという一見壊滅的な敗北があったにもかかわらず、終わりには程遠いということだ。前回の訴訟は主に意匠権を扱ったもので、ソフトウェアを中心としてGalaxy Note 10.1とJelly Beanも含む今回の訴訟とは切り離されている。
最初の審判ではAppleが勝ったが、サムスンが控訴しており、この訴訟については2014年まで審理が開かれない。Appleは、当初からAndroidのいくつかの機能を訴状に挙げていたが、より積極的になってAndroid OSを直接標的にすることを選択した。
米CNETはApple、Google、およびサムスンにコメントを求めているが、回答は得られていない。
今回の訴状はソフトウェアとユーザーインターフェースの特許を扱っていたので、これまでの訴訟よりもGoogleの役割が大きくなることはすでに予想されていた。しかし、AppleはOSを名指しすることにより、Googleの一層本格的な参戦を誘発した可能性がある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス