「Surface」タブレットを発表してから4カ月が経ち、Microsoftはついに同端末の「Windows RT」版の価格と発売日を明らかにした。
SurfaceのWindows RT版(「Surface RT」)は、予約注文受付が米国太平洋時間10月16日午前9時からSurface.comで開始される。実際の発売日は2012年10月26日である。26日には、Microsoftの実店舗でも同端末の販売が開始される予定。ただし、予約注文はオンラインでしか受け付けていない。価格は32Gバイト版が499ドルで、これに「Touch Cover」キーボードを加えると599ドルとなる。64Gバイト版はTouch Coverキーボード付きで699ドルである。Touch Coverは、単体で119.99ドルの価格で販売される予定。また、より触知性の高いType Coverキーボードは129.99ドルで提供される。
残りの仕様については以下の通りだ。
筆者は15日に、MicrosoftのStudio B R&D部門をツアー見学した。訪問した多数の研究所のうちの1つで、稼働中のSurface RTタブレットに接続されたTouch Coverの上からタイピングする機会を、短い時間ながら数回得た。
Microsoftは、Surfaceの画面が10.6インチと(タブレットとしては)通常よりも大きいために、(それに合わせて幅広になっている)Touch Coverがその広さを有効に捉えており、タイピング中に両手が重なる可能性が低くなっていると主張していた。
筆者は現在、タイピングがしやすく、キーボードが驚くほど快適であったことを実感として証言することができる。ASUSの「Transformer Pad Infinity」のアクセサリなど、一般的なタブレットのキーボードよりは確かにゆとりがあり、また、ボンゴのような押下音によって、(押したつもりの)キーが押下されていないことに気づかないということがなかった。
また、薄型の設計であるにもかかわらず、ユーザーが実際にキーを押下したのか、それとも指をキーボード上に置いているだけなのかを正確に認識できる点に感心した。
Touch Coverについては入手でき次第、実際のキーボートをエミュレーションするその機能の有効性について、もっと時間をかけて検証する必要があると考えている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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