現在進行中の「iOS」と「Android」の争いは、プラットフォームをめぐる過去に類をみない争いだと、Googleの会長は米国時間10月10日午後、ニューヨークで語った。
「Android対Appleのプラットフォーム争いは、今日の業界における決定的な争いだ」と、Eric Schmidt氏はAll Things DのWalt Mossberg氏とKara Swisher氏によるインタビューで語った。
情報源は明かさなかったが、Schmidt氏は、Apple製デバイス1台につきAndroidデバイス4台が売れたとする調査結果をGoogleが「確認している」ことを述べた。1年以内にAndroidデバイスが10億台に達することもありえると語った。
モバイル機器の販売台数の多さは、テクノロジ業界における過去のいかなるプラットフォーム争いをも凌駕する規模であり、デスクトップPC市場でのMicrosoft対Appleの争いも例外ではない、とSchmidt氏は述べた。
「モバイル機器導入件数の増加率は、毎四半期、あらゆる人々の予想を超えている」とSchmidt氏は語り、さらに「モバイル機器が極めて便利になってきているため、人は極端な知識労働者でもない限り、生活のほとんどでモバイル機器を使うことになるかもしれない」とした。
プラットフォームで争ってはいるものの、Schmidt氏のAppleに関する発言は丁寧だった。同氏は、数年間にわたりAppleの取締役会に在籍していたことを述べ、いつも心の中に特別な場所があるとした。Schmidt氏は、どの大手テクノロジ企業の最高経営責任者(CEO)に最もなりたいかという聴衆からの質問に対して、もし選ばなければならないとすればAppleだと答え、「一番お金を持っているからね」と微笑んだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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