Appleが第6世代となる新型「iPhone」発表で一気に注目を集める中、これには及ばないものの、Googleも注目すべき重要な節目として、端末のアクティベーション数が5億台に達したことを米国時間9月11日に発表した。
Googleで「Android」製品管理担当ディレクターを務めるHugo Barra氏は「Google+」への投稿で、「今日はAndroidにとって重要な日だ。全世界で5億台の端末がアクティベートされ、毎日130万台以上のペースで増えている」と述べた。ただし、このうち何台が古い端末からの買い換えによるものなのかは不明だ。
Barra氏は6月に開催されたGoogle I/O 2012カンファレンスで、4億台のAndroid搭載端末がアクティベートされ、1日あたり100万台のペースで増加していると述べていた。
Barra氏はまた、「Android 4.1」を記念して作られた「Jelly Bean」のオブジェがGoogle本社敷地内のギャラリーに復帰したことも明らかにした。モバイルOSのAndroidではスイーツにちなんだコード名が代々つけられており、このギャラリーに各バージョンのオブジェが展示されている。Jelly Beanのオブジェはお披露目直後に修理のため工場に戻されていた。
Android 4.1は、サムスン製スマートフォン「Galaxy Nexus」およびASUS製タブレット端末「Nexus 7」に搭載されているが、これ以外で搭載している端末はまだほとんどない。
実際、「Android 4.0」(開発コード名「Ice Cream Sandwich」)へのアップグレードも依然としてあまり進んでおらず、さらに前のバージョンの「Android 2.3」(開発コード名「Gingerbread」)が今なお57%の利用シェアを維持している状態だ。Gingerbreadはますます「Windows XP」化しつつあるようだ。つまり、広く普及しているため、開発者が長期にわたって古い技術のサポートを強いられるOSということだ。Ice Cream Sandwichの利用シェアは20.9%となり、2011年のリリース後は数か月にわたってほとんど動きが見られなかったが、ようやく着実な増加に転じた。Googleの統計値によると、Jelly Beanのシェアは1.2%となっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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