これから数カ月の間に、Hewlett-Packard(HP)の「ElitePad 900」タブレットが、複数あるほかのビジネス向けモバイルデバイスに加わることになる。Intelのモバイルに対する熱心な取り組みと、Microsoftの「Windows 8」に対するそれを併せて考えると、今後、同様の製品が多数登場することは間違いない。HPがElitePad 900を差別化できるかどうかは別の問題だが、われわれが同タブレットを見た限り、少なくとも、同社はこの難題を非常に真剣に受け止めている、と言っていいだろう。
ハードウェアのスペックを見ると、ElitePad 900は「Gorilla Glass」でコーティングされた10.1インチ、1280×800ピクセルのディスプレイを搭載する。HPによると、同タブレット全体の重さは約1.5ポンド(約680g)で、厚さはわずか9.2mmだという。
HPはCPUについて具体的な詳細を明かしていない(「Intelの次世代『Atom』モバイルプロセッサ」を採用したとだけ述べている)。問題の新しいAtom CPUは、Intelの「Clover Trail」ファミリに属するものと考えていいだろう。ほかのスペックに目を向けると、ElitePad 900は2Gバイトのオンボードメモリ、最大64GバイトのSSD、Intelの統合グラフィックスを搭載予定だ。
HPは、ElitePad 900用アクセサリのエコシステムも計画している。その計画には、いくつかの接続オプションを追加する2つのキーボード「ジャケット」や、高耐久化されたケース、本格的なドッキングステーション、「HP Executive Tablet Pen」が含まれる。HPはElitePad 900のローンチ日である2013年1月が近づいた頃に、これらのアクセサリおよびタブレット自体の価格を発表する予定だと述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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