Googleが、人気のiOS向け写真共有アプリケーションである「Snapseed」の開発企業を買収した。両社が米国時間9月17日に発表した。
Googleのエンジニアリング担当シニアバイスプレジデントVic Gundotra氏は、Snapseedの開発元であるNik Software買収を自身の「Google+」アカウントで報告している。同アプリケーションは、写真の編集やフィルタの適用、FacebookやFlickr、電子メールでの共有に使われ、Facebookが最近買収した「Instagram」に似た機能を提供している。
「ユーザーが心から満足する写真を作成できるように支援したいと思っている。われわれの経験では、Nikがどの企業よりも優れている」とGundotra氏は記し、1年前に開設したGoogle+のユーザー数が4億人になったことにも言及した。
Googleが今回の買収によって、ソーシャル分野でFacebookの勢力に後れをとらないようにしようとしていることは間違いない。Snapseedは、人気の高さはInstagramほどではないかもしれないが、写真編集機能に力を入れていることから、写真愛好家らの間で独自のファン層を確立している。同iPhone向けアプリケーションのユーザー数は、提供開始からおよそ1年経過した2012年6月の時点で900万人にのぼった。
iPad向けには2011年6月、iPhone向けには2011年8月に提供開始されたSnapseedは2011年、Appleの「iPad App of the Year」を受賞した。最も人気の高いiPhoneアプリケーションの座を獲得したのはInstagramだった。
それ以来、Nik SoftwareはSnapseedの顧客層拡大に取り組んでおり、2012年に入ってMac OSとWindows向けに同ソフトウェアをリリースした。同社ウェブサイトによると、「Android」版も開発中であるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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