FacebookによるInstagram買収の手続きが正式に完了したことを受けて、Facebookは米国時間9月6日、Instagramのコミュニティーを喜んで迎え入れた。
両社はそのメッセージの中で、「Instagramはなくならない」ことを約束し、同ネットワーク上でこれまでに50億枚以上の写真を共有してきたコミュニティーのために、同アプリの改善に努めていくと述べた。
FacebookのMike Schroepfer氏はメッセージの中で、「最初から述べているように、われわれはInstagramを独立的に構築し、成長させていくことに献身的に取り組んでいる」と述べ、「Instagramは今後も継続してコミュニティーに奉仕していく。そして、われわれはFacebookの強力なエンジニアリングチームとインフラストラクチャを利用することによって、Instagramが成長を続けるのを支援していくつもりだ。また、優秀なInstagramチームと連携して、モバイル体験の向上に取り組むことも楽しみにしている」と書いた。
Instagramチームも自らのブログで、すべてのユーザーのためにInstagramを改良していくことを約束した。
これをより刺激的にしているのは、われわれとFacebookの買収手続きが完了したことだ。つまり、すべてのユーザーのためにInstagramを進化させ、より良いものを構築するために、FacebookとInstagramのチームが協力することが可能になった。Instagramチームは近くにあるFacebookのオフィスに引っ越しているところだが、Instagramはなくならない。ユーザーが熟知し、愛しているInstagramアプリとその機能は、今後も変わらない。そして、われわれはすべてのユーザーのためにInstagramを改善する取り組みを共同で続けていく。
Facebookの創設者であるMark Zuckerberg氏は、現金3億ドルと約2300万株でInstagramを買収する契約をまとめた。当時は10億ドル相当の買収と評価された。Facebookの現在の株価で計算すると、その価値は7億3650万ドルになる。
歴史上、最も急速に成長しているモバイルアプリの1つであるInstagramは、2年もしないうちに8000万人以上のユーザーを獲得した。人々を驚かせたFacebookによるInstagram買収には、Facebookのモバイル戦略の拡大、さらに成功の度合いを高めるライバルから(このケースでは買収によって)Facebook自身の写真共有機能を守ることを切望するZuckerberg氏の気持ちが色濃く表れていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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