Google傘下となったMotorola Mobilityは米国時間9月5日、うわさされていたスマートフォンの新型機種を披露し、「DROID RAZR」シリーズのラインナップを拡充した。発表されたのは1機種ではなく、「DROID RAZR HD」「DROID RAZR MAXX HD」「DROID RAZR M」の3モデルだった。
4G LTEに対応するこの3モデルはすべて、当初「Android 4.0」(開発コード名「Ice Cream Sandwich」)を搭載し、2012年末までには「Android 4.1」(開発コード名「Jelly Bean」)にアップグレードされるという。また、解像度1080pのHD動画を録画および再生できる8メガピクセルのカメラと、1.5GHzのQualcomm製デュアルコアプロセッサ「Snapdragon S4」を搭載する。さらに、「SMARTACTIONS」機能と近距離無線通信(NFC)機能を備え、デフォルトのウェブブラウザとして「Chrome for Android」がプリインストールされている。
今回発表されたDROID RAZR3機種のルックアンドフィールは非常に似ているが、機能には多少の違いがある。
DROID RAZR HDは、4.7インチのSuper AMOLED(スーパー有機EL)HDディスプレイを搭載し、Motorolaによれば、ピクセル数が従来比で78%増えたという。また、バッテリの容量は2530mAhで、初代DROID RAZRの1780mAhと比べて40%増加したとMotorolaは説明している。
本体の色は白と黒が用意される。
「DROID RAZR MAXX」の改良型である新しいRAZR MAXX HDは、見た目はその先代機種およびDROID RAZR HDとそっくりだ。
だが、バッテリ容量は3300mAhとさらに大きくなり、一度充電すれば32時間の通常利用、13時間の動画連続再生、最大21時間の連続通話が可能だ。また、4G LTEネットワークを利用して8時間連続でウェブにアクセスできるという。
RAZR MAXX HDのストレージ容量は32Gバイトとなる。本体色は黒だ。
DROID RAZR Mは、ボディはやや小型だが、ベゼルをすっきりとスリム化したEdge-To-Edgeディスプレイの採用によってQHD解像度(540×960ピクセル)の4.3インチディスプレイを収めている。狙いは、本体のコンパクトさを犠牲にせずに、画面を最大化する点にある。
DROID RAZR Mは、米国では13日から99.99ドルで発売される予定で、白と黒の両モデルとも5日から予約注文が始まっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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