Facebookは、現金を得るには広告主からの助けが必要であることを当初から理解していたようだ。
Facebookが2004年春に作成したとみられる初期のメディアキットが、Digidayの米国時間8月20日付の記事で公開された。このキットは、当時まだ「TheFacebook」と名乗っており、のちに世界最大のソーシャルネットワークとなるFacebookに広告を出すべき理由を広告主に説明する目的で作られたものだ。
Digidayが公開した資料の画像を見ると、当時大学生のみが利用可能だった初期Facebookの機能には、交際ステータスや政治観、受講している科目といった個人情報が含まれていたことがわかる。また同資料には、TheFacebookのユーザーは7万人にのぼり、ページビューは1日300万を数えると記されている。
興味深いことに、同資料では質問の問い合わせ先がTheFacebookの最高財務責任者(CFO)のEduardo Saverin氏となっている。Saverin氏は、最高経営責任者(CEO)のMark Zuckerberg氏と共同でFacebookを創設したとされる人物だ。しかし、内部抗争が勃発し、Facebookが外部から投資家を連れてくると、Saverin氏が所有していた同社株式が希薄化されたため、株式の価値を保全するべく同氏は訴訟に踏み切った。結局、Saverin氏とFacebookは法廷外で和解し、同氏の名前は再びFacebookの共同創設者欄に並ぶこととなった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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