Facebookは時間をかけて少しずつ、ユーザーに広告に慣れさせようとしている。小さな変更を段階的に加えることで、ユーザーにも広告を見かけることに慣れてもらおうというわけだ。
ソーシャルネットワークのFacebookは米国時間8月14日、広告導入に関するもう1つの新たな方法の試験実施を始めた。これはユーザーのニュースフィードに広告を配信するという方法で、ユーザー自身やその友人が必ずしも当該ブランドや製品のファンでなくても表示される。
TechCrunchによると、これらのテストは投資家へのアピールを目的に積極的に推し進められているウェブおよびモバイル向けニュースフィード広告の一環だという。これは最初にファンベースを築くことなく、広告料を支払うことでユーザーのニュースフィードに自社のFacebookページを表示させられるという仕組みだ。現在、各社の広告はFacebookのサイドバー(スポンサー広告)か「Sponsored Stories」(スポンサー記事)のみに表示されている。
Facebookの広報担当者はTechCrunchの取材に対し、「これにより各企業がさらに多くの人にリーチしやすくなるというのが、我々の考えだ」と述べている。
Facebookはまた、この新しい広告のアイデアを注意深く進めているとも述べた。「我々はニュースフィードに広告を導入する方法については慎重に臨みたいと考えているので、ユーザーのニュースフィードが広告で埋め尽くされることのないよう制限を設けている」と、この広報担当者は説明した。
TechCrunchによると、この新しい広告は小規模なテストの一環であり、さらに多くのユーザーや広告主に展開する時期は現時点で不明だという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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