ここ数週間、Microsoftの命名をめぐる喧騒が起きている。挙げ句の果てに、先週末には、さまざまなサイトが、「Windows」の次期バージョンについて流出した新情報を発見した。
Microsoftが「Windows 8」に続く何らかのWindowsバージョンに既に取りかかっているのは、当然のことだ。もし同社がそれをしていないのなら、その方がはるかに意外なことだ。
しかし、「Windows 9」に関する言及は既に登場しており、それにはMicrosoft KitchenのStephen Chapman氏とWin8Chinaが発見した新たな言及(WinUnleakedサイトが引用)も含まれる。
筆者は、Windowsの次期バージョンは「Windows 9」にはならないという話を耳にしている。複数の関係筋から、2013年に何らかのアップデートが登場するという話を聞いている。「Blue」という開発コード名が付けられたこのWindowsリリースは、この暫定的なリリースの開発コード名である可能性が高いという(Win8Chinaは先週、このリリースに言及している)。
Blueは、単にWindows世界の住人が通常サービスパック(多くの修正とアップデートをまとめたもの)と呼ぶものにすぎないのかどうか、筆者にははっきり分からない。ひょっとすると、BlueはむしろFeature Packなのかもしれない。その場合、Blueには累積的な修正に加えて、いくつかの新機能が追加されることになる。
それがどのように呼ばれるにせよ、Microsoftはこれまでおおむね守ってきた大規模なWindowsリリーススケジュールから離れて、Appleのようなポイントリリースに向かって進もうとしているようだ。最終的に、Blueには「Windows 8.1」や「Windows 8.5」というバージョン番号が付与されるのだろうか。そして、何人かの関係筋が話したように、Blueは2013年夏にリリースされるのだろうか。
「Blue」という開発コード名が興味深いのは、Microsoftの多くの部門が採用している、都市の名前を付けるというパターンから逸脱していることだ(おそらく、都市の名前を使うと、Microsoftが命名をめぐるトラブルに巻き込まれる可能性が低くなる、というのが開発コード名に対する企業としての考え方なのだろう。ただし、問題が発生することもある)。とはいえ、Windowsチームはここ何回かのリリースでは都市名ではなく数字(7、8)を開発コード名に使用している。
ほかの開発コード名ファンが関心を持つかもしれない事実は、ほかにもある。MicrosoftがBlueという開発コード名を使うのは今回が初めてではない。MSNチームだけでなく、「Azure」チームも過去にBlueを採用したことがある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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