欧州のパートナー(Metro Group)との間で 「Metro」の名称をめぐって論争があったとされるMicrosoftは、この名称について、争うよりも変更することにした。
筆者の情報筋らによると、これに代わる新しい名称としてMicrosoftが選択したのは、「Windows 8」だという。
筆者の情報筋らによると、正式なガイドラインは次のとおりである。つまり、現在そしてこれまで「Metro-Styleアプリケーション」(ハイフンを入れる場合と入れない場合の両方を含む)として知られていたものは、正式には「Windows 8アプリケーション」と呼ばれることになる。「Metroユーザーインターフェース」は今後、「Windows 8ユーザーインターフェース」となる。また、「Metroデザイン」は、この正式ガイドラインに従うと「Windows 8デザイン」と呼ばれることになる。
一部のOEMにもこの通達があったようだ。レノボは、先日発表したWindows 8搭載「Thinkpad Tablet 2」向けに新しいプロモーションページを用意しているので、確認してみてほしい。
筆者はMicrosoftに対し、「Metro」という名称が正式に「Windows 8」に置き換えられるのかどうかについてコメントを求めているが、現在のところまだ回答は得られていない。
ほんの数日前までMicrosoftの一部の部門は、「Metro」という語を大々的に依然使用していた。同社は、数年前に「Windows Media Center」や「Zune」の一部として発表して以来推進している、太字のSegoeフォントのタイポグラフィを基調にしたタイル状のインターフェースを指す名称として、Metroを使っていた。今後、あちらこちらで多数使用されているMicrosoftのMetroという名称は、Microsoftやパートナーのドキュメント、パッケージ、ウェブサイト、書籍、トレーニング資料などから姿を消すものと思われる(過去の資料に遡って削除されるかどうかは定かではない)。
Microsoftがこれと同じインターフェースを「Windows Phone」に導入したとき、同社関係者らは短期間だけMetroを開発コード名であるとしていた。それ以降、Microsoft関係者がこれを開発コード名だと述べるのを筆者は聞いたことがない。Metroは、新しいルックアンドフィールを指すための短い名称として、また、アプリケーションの場合は、新しい「WinRT(Windows Runtime)」プログラミングインターフェースを使用して開発されたアプリケーションを指すものとして使用されるようになった。WinRTは、Windows 8に搭載されており、また、Windows Phoneにも搭載される予定である(WinPRTの形式として)。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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