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アップル、サムスンの「証拠隠滅の過去」を指摘

Greg Sandoval (CNET News) 翻訳校正: 緒方亮 長谷睦2012年08月02日 14時09分
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 Appleは米国時間7月31日に裁判所に文書を提出し、この中でサムスンがデータの保存を命じられているにもかかわらず訴訟に関連する電子メールの削除を続けていたことに加え、2004年にはニュージャージー州の地方裁判所が「サムスンが、電子メールが削除されてしまう同社の自動コンピュータ電子メール設定について、決して『スイッチをオフ』にしなかったため、これが不利な推定につながるとの指示を発していた」点を指摘した。

 過去に電子メールを削除していた件について、サムスンは、同社の証拠隠滅に関して陪審に情報提供を許したPaul Grewal下級判事の決定は間違っており、この情報は陪審に伝えれられるべきではないと主張している。一方、Appleも独自の申し立てで反論し、サムスンの主張に法的な根拠はないとして、今回の特許訴訟の審理を統括している連邦裁判所のLucy Koh判事に対し、サムスンの要求の却下を求めた。

 Appleは裁判所に出した書類の中で、Appleとの間で争われている訴訟に不可欠であったかもしれない証拠が同社陣営の目に入ることをサムスンが妨害したこと、そしてサムスンが「この訴訟を通して自動的に電子メールを削除し続け」、Appleを不利な立場に置いたとPaul Grewal下級判事が認定したことを記している。

 Grewal下級判事はさらに、サムスンは「この訴訟について知っていたと考えられる後も、そのままシュレッダーを動かし続け、関連する(電子メールの)保管を管理担当の従業員任せにした」と書いている。

 Grewal下級判事は「関連する証拠を保存する義務をサムスンが『故意に無視した』」と認めた。

 Appleはこの証拠隠滅が同社に与え得るマイナスの影響についても指摘している。Appleの弁護団は、同社が「iPhone」の焼き直しだとしているサムスン製品のデザインについて、Lee Min-hyuk氏が証言する件について触れている。Apple側の主張によると、Lee氏は「訴えの対象となっている『GALAXY S』」のチーフデザイナーだが、サムスンは同氏のファイルから電子メールを提出しなかった。「関連する電子メールはかつて存在していた」と、Appleは簡潔に表現している。Appleの弁護団はその根拠として、Lee氏が文書保管の通知を受け取った日付以降の電子メール75通をサムスンが提出していること、また、他の「管理担当者」が該当する電子メールを保存していた点を挙げている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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