Appleは、サムスンの「GALAXY Tab 10.1」を米国で販売禁止にしようと、あらゆる手を尽くしている。
Appleは米国時間6月27日遅く、GALAXY Tab 10.1の販売阻止に近づけるための措置として260万ドルの供託金を支払った、とFOSS Patentsが最初に伝えた。この供託金は米カリフォルニア州北部地区連邦地方裁判所のLucy Koh判事が26日に設定したもので、同判事はAppleの求めに応じてサムスン製タブレットに対する仮差し止め命令を下した。
供託金の支払いは、差し止め命令を受ける企業を保護するためによく使われる手法だ。この供託金は、最終的に差し止めが不要だったと判断された場合、製品が店頭から撤去されていた間に当該企業の被った可能性のある一切の財務的損失を補償するために用いられる。金額は今回のようにかなり少額の場合もあれば、膨大な額に膨らむ場合もある。
Appleはかなり前からGALAXY Tab 10.1を販売禁止にしようと試みてきた。Appleは、タブレットに関する同社のアイデアをサムスンが盗んだと主張しており、先ごろも「この種の露骨な模倣は間違ったやり方だ」とサムスンを厳しく批判している。
FOSS Patentsによると、サムスンはAppleが供託金を納めるとすぐに反応し、米連邦巡回控訴裁判所への上訴中は仮差し止め命令を停止するよう裁判所に求めたという。Koh判事は近く、仮差し止め命令の停止を認めるべきか、あるいはこれを退けるべきかを決める審問を行う予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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