5つのポイントに分けて1週間の間に体験したメリットをご紹介してきた。既存モデルのユーザーからすると、特にサイズ、バッテリやディスプレイなどにきちんと改善が加えられている点が伝わってきて、買い換えるメリットは性能向上以外の部分で大きく感じられる。またRetinaディスプレイは、MacBook Proユーザーの裾野をさらに広げていく可能性が高いだろう。
ただ、中には少し期待していたが不満な部分もあった。普段利用するマイクの性能だ。今回の新世代MacBook Proは、サウンドまわりにも手が加えられ、ステレオスピーカーのクオリティやサラウンドも非常に向上している。またマイクも、キーボードの左側に2つ備え、最適な音声の録音に対応するようになったとうたっている。
筆者はSkypeやGoogle+のハングアウトなどを使ってミーティングをすることが多いが、ミーティング中にEvernoteにメモを取ったり、チャットでコメントを追加したりすることがある。その際に、外部マイクを利用しなければ、キータイプ音が大きく収録されてしまい、相手の声が聞き取りにくくなってしまう。
そこで、タイピングしながら録音する音にノイズが乗りにくくなったと期待していたのだが、あまり期待通りではなかった。というよりは、キーボードが薄くなったため、タイピング音に高音のしゃりしゃりした音が含まれるようになり、余計に耳につくようになったかもしれない。
以前のユニボディ以前のMacBook Proでは、iSightカメラの付近にマイクが搭載されていたこともあり、ディスプレイ側とキーボード側の2カ所にマイクを仕込めば、ノイズキャンセルにより効果が発揮されたのではないか、とも思う。今のディスプレイのデザインを見ると難しそうではあるが。
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