Microsoftが次世代モバイルOS「Windows Phone 8」を正式に発表した。以下に詳細を紹介する。
Windows Phone 8はデュアルコアやクアッドコアだけでなく、理論上は最大64コアのプロセッサをサポートする予定である。64コアについてはあまり期待するべきではないが、世界初のデュアルコアプロセッサ対応の「Windows Phone」の登場に期待したい。
Windows Phone搭載端末は、800×480ピクセル、1280×768ピクセル、1280×720ピクセルの3つの画面解像度をサポートする予定である。
「Internet Explorer 10」(IE10)はまだ正式にはリリースされていないが、IE10のデスクトップ版のコードは、Windows Phone上のものと非常に類似したものになる予定だとMicrosoftは述べた。これによって、モバイル版のブラウザは、フィッシング詐欺検出や「SmartScreen Filter」といったデスクトップ版のより堅牢なセキュリティ機能を利用できるようになる予定だ。SmartScreenは、既知のフィッシングや有害なウェブサイトを登録したデータベースを利用して、ユーザーが悪質なサイトに訪問しないよう警告を発したり、アクセスをブロックしたりする。この機能も、モバイル版で実行できるようになる予定である。
次回のアップデートで、Windows Phone搭載端末にmicroSD拡張スロットのサポートが提供される予定である。これによって、Windows Phone搭載端末は、16Gバイト、32Gバイト、さらには64Gバイトの追加メモリを増設し、メモリを拡張できる可能性がある。
Microsoftの「Metro」ユーザーインターフェースはそのままだが、スタート画面が改良される予定。Windows Phone 8では、ライブタイルが左側に寄せるのではなく、携帯端末の画面いっぱいに表示される。
また、ユーザーは3つのタイルサイズを選択できる。お馴染みの中サイズと大サイズ(「double wide」(ダブルワイド)とも呼ばれる)のオプションに加えて、新たにより小さなボックスが提供される予定である。
より小さなタイルは、必要な情報を表示するために最小限のスペースがあればよいアプリケーションに向いている。ユーザーは個々に、それぞれのアプリケーションのタイルのサイズをカスタマイズすることができる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス